2016年8月25日(Thu)
 新PC購入にあたり、Vistaから一気にWindows10にしたので、何かと使い勝手が違うのは覚悟していましたし、悪評も承知していたつもりでした。…しかしちょっとこれは。WindowsUpdateにおいて、Vistaでは「更新内容を確認するまで更新処理を行わない」というモードが選択できたのですが10ではできない模様。初期設定でOffにした機能が勝手に復活、画面操作やPCロック等のユーザインタフェースの起動アイコンの位置が変わり、ウイルス対策ソフトが無効になる。「ソフトが無効です」と警告が出たけれど、私じゃなくてあなたが無効にしたんでしょうが! と画面に向かって怒ってしまいました。アクティブ時間なんて適当なんだよ、夜通し動かしたいプログラムがあったりするんだよー、動かさないときは電源を落としたいんだよー、勝手に更新して勝手に再起動しないでよー、とマシンに向かって言っても仕方がないので地道に設定を直します。
2016年8月24日(Wed)
 暴風雨をやり過ごした本日、昼には蝉の、夜には秋の虫の声がしてほっと一息。庭も水浸しだったのですが、野生の生き物は雨の間はどうしているのかな。
 そして台風10号…。こっちに来るなー! せめて上陸しないで! 来週は谷山さんのコンサートが!
2016年8月22日(Mon)
 19日から新西国札所巡りとイベントで兵庫と大阪に行きました。今年は西日本暑いんですね…。寺社は春夏秋冬いつ行っても何かしらどこかしら美しいですが、そうも言っていられない汗だく状態で回ってきました。ソルティ系ミネラル系の飲み物を持ち歩き、のどが渇かずとも必ず数分おきに飲むことを課しまして、無事帰宅。緑陰のいとしさ尊さよ。予定していたお寺はすべて回ることができました。着ていた服を確認したら、たくさん白い粉が付着。…塩だわー。汗だわー。たいしたことをしていないのにものすごく何かをやり遂げた感があります。
2016年8月15日(Mon)
 夏コミはつつがなく行ってまいりました。もう体力が続かないことをしみじみ実感するコミケ明け…。3日全て行くのは数年前からあきらめています。今年はさらに大手さんに並ぶ数を少しでも減らすべく通販も多用しました。送料やら書店さん利益やら到着までにかかる日数やらコミケに行けずに通販を利用なさる方やらが気になってこれまであまり使っていなかったのですが、背に腹は替えられない。おかげで買い逃しは減りました。手元に来るのが待ち遠しいです。
2016年8月3日(Wed)
 映画「シン・ゴジラ」を見てきました。本日の日記はネタバレを含みます。
 実はあまり期待しないで行ったのですが楽しめました。何か変な生き物が来た。有識者役に立たず。政府で会議招集、何かよくわからないからとりあえず様子見。被害が出てるみたいだからまず会議、何を決めるにもとにかく会議、トライアンドエラーでまた会議。うん、日本の対応って多分こんな感じだろうな、という。淡々と職務を実行する人たちの職業的な対応による対ゴジラ戦。一人で立ち向かう英雄的な人も、個人行動を起こす人も、パニックやヒステリーを起こす人もいないため、しらける要素がなくて良かった。作中某氏が最後まで「ゴジラ」という単語を口にしなかったのが印象的でした。
2016年7月6日(Wed)
 ZABADAKの吉良さん逝去の報に接しました。ちょっと待ってください何ですかそれは…。信じられない…。精力的に活動されていて、またライブハウスで曲を拝聴できると思っていたのに。早すぎる。ただ茫然。
2016年6月23日(Thu)
 映画「64」前後編とも見てきました。
 昭和64年に発生した幼女誘拐殺人。警察で通称「64(ロクヨン)」と呼びならわされる事件は、天皇崩御と新しい年号の記事に埋もれて人の記憶に残らず、未解決のまま14年の月日が流れた。かつて刑事として事件にかかわり、のちに広報官へ転じた主人公は、時を経て再度「64」の関係者と接する機会を得る。警察庁長官の視察を控えた県警で、幾多の軋轢の渦に巻き込まれながら、主人公は「64」の闇と真相に近づいていく。
 刑事課と警務課、国と地方、上司と部下、警察組織とマスコミ、種々様々な対立の様相が事件と絡み合いながら展開します。どれか一つがなければ前後編にせずとも収まったのではないかと思いますが、しかしどれも面白かった。
2016年5月21日(Sat)
 映画「殿、利息でござる」を見てきました。以下本日の記事はネタばれがございます。
 江戸時代、仙台藩の宿場町・吉岡宿は、藩から与えられた傳馬役に苦しめられていた。さびれる一方の宿場の状況に業を煮やした造り酒屋の穀田屋は、茶葉農家の菅原屋に知恵を借り、仙台藩の殿に金を貸し付けて利息を傳馬役の費用に充てることを計画する。貸付金額は一千両、現代の金額で概算して三億円。元本を用意するため、二人は東奔西走して出資者を募り、率先して身代をはたいて範を示す。利の戻らぬ計画を実行すべく奮闘する出資者と、それを支える人たちの物語。
 実話に基づく題材とのことで、コミカルな中にも人情味のあるお話でした。宿場の顔役たちもそれぞれに立場がある以上、出資額やら出資の理由やらでもめるのは当然で、それを乗り越えていく様子は見ごたえがありました。出資者は見返りを求めず、名を後世に残すことすら慎む姿勢で故郷に貢献することになります。立派な功績ですし、後に続く人も出るかもしれないですから、名前はきっちり残して良いと思うのですが、そうしたことを控えるのは当時の美徳だったのかな。立場上敵役になる殿さまや藩の勘定方も、それぞれに魅力的で飽きませんでした。時代劇に慣れない方にもおすすめです。
2016年5月19日(Thu)
 昨日午後から国立科学博物館の恐竜展のため上野に行きました。東京都美術館でやっている若沖展の待ち行列が駅前まで伸びて末尾が見えませんでした。午後1時半の段階で待ち時間170分とな。入場できても絵をゆっくり鑑賞している時間がないじゃないの…。上野みたいに観光スポットがたくさんある場所で、ひたすら行列しているだけというのはもったいなさすぎる。私の目当てはばっちりで、待たずに入場して写真など撮りつつ、人と場所を譲り合いながらもすべて満足するまで見学することができました。若沖展は、絵より行列が印象に残ってしまう人が多いんじゃないかな…。
2016年5月18日(Wed)
 映画「スポットライト」を見てきました。以下本日の記事はネタばれがございます。
 ボストンの地方紙「ボストン・グローブ」の長期連載枠「スポットライト」で、同州に赴任中の神父が起こした性的虐待事件について掲載する企画が持ち上がる。4名の担当者は弁護士や被害者に対する調査を開始。新聞報道に懐疑的な弁護士や事件を隠したがる被害者に地道にインタビューを重ねていくうち、事件は最初に罪が発覚した神父個人にとどまらず、大きく広がっていることが明らかになっていく。事件を起こした証拠が得られた神父は、最終的に70人。教会組織は、司法すら味方につけて事件を隠蔽する。地域社会や個々人の善意すら壁となる中で、記者たちは地道に調査を重ねていく。
 現実の事件に取材した話。誠実なつくりの映画だと思いました。長い歴史を持ち、十億に迫る信者を抱えるカトリック。その信者が人口の半分以上を占めるボストンで、親しい友人や家族の視線、自らの信仰心の揺らぎとも戦いながら、まともに苦しんで取材を重ねた記者たちの姿勢に胸を打たれます。連載のきっかけを作るのは新任の編集長ですが、彼が来るはるか以前、被害者や弁護士たちが一度はグローブ紙を頼っていたのに見過ごされていたということ、その当事者が誰だったかが最後に明らかになるあたり、皮肉でしたが考えさせられました。
 ネット上の感想では「カトリックの話なので日本ではぴんとこない」という意見が散見されましたが、宗教に限らず、大は国家権力から小は親子関係に至るまで、打破することが難しい抑圧はいたるところにあるのではないかと思います。他者を害することに抵抗がない人というのも、多分一定割合で存在するでしょうし、ましてや映画の事件のように、大きい組織や地域社会を守るためという大義名分があったら、罪悪感なしに勢力の強い側についてしまう人は確実にいると思う。自戒しつつ。
2016年5月13日(Fri)
 昨日、部屋の天井につけてある照明のシェードに、小さいコウモリが入り込みました。過去にいつの間にか家の中でぱたぱたと飛び回られたことはありましたが、シェードに入られたのは初めてです。まあ入れたんだから出られるだろうと放っておいたのですが、朝になってもまだがさがさ音がする…。出られず弱ったコウモリが半透明のシェードにぺったりと腹ばいで匍匐前進状態になってしまい、そういえば小動物ってひっきりなしに飲み食いしないといけないんだっけとやっと思い出して救出作戦実行。家族を巻き込んでシェードを外すのを手伝ってもらい(身長的にいまいち届かない)、ウェットティッシュにコウモリをくるんで庭に連行しました。片手で収まる小さいコウモリで、しばらくティッシュにかみついて水を吸っていましたが、庭にぺいっと放り出すとじりじり動き出しました。後で見たらいなくなっていたので、自力で移動できるだけの体力がまだあったのだと信じたい…。コウモリは見慣れた生き物ですが、さすがに手に持ったのは初めてで緊張しました。
 シェードを外すと蛍光灯が切れそうになっていたのでついでに交換しましたが、どうも照明器具そのものが悪くなっていたようでうまく点灯せず、結局電気屋さんに来ていただいてLEDに変更しました。一日八時間使用して約13年から14年持つと言われています、と工事に来てくださった方がおっしゃっていましたが、13年使用された実績はまだないのよね多分…。故障したら個人での修復が不可能だそうなので、便利なんだか不便なんだか。でも明るくてきれいです。
2016年5月2日(Mon)
 吉野朔実さんの訃報に接しました。十代のころに出会っていてよかったと思う作家さんの一人です。人が漠然と抱えている感情や概念を、言葉と絵で表現することに長けた方でした。「少年は荒野を目指す」初読時の衝撃は今も忘れられない。過去の自分の一部が欠けてしまった気がして悲しい…。あと「本の雑誌」の連載がもう読めないのかと…。うう。ご冥福をお祈りします。
2016年5月1日(Sun)
 映画「レヴェナント」を見てきました。
 アメリカ入植時代、地理の詳しさを買われて毛皮商人の道先案内をしていた主人公が、先住民族に追われて山に分け入った際、グリズリーに襲われて瀕死の大けがを負う。主人公は彼の息子及び死の見届け人と共に残されるが、見届け人は先を焦って主人公を殺そうとする。それを阻止しようとした息子が殺されてしまい、結局取り残された主人公が復讐を決意する、という話。
 当時のアメリカの原風景(特に雪景色)を残す場所を求めて、ロケ隊が地球を大移動したそうですが、さもありなんという映像の美しさ。自然との相対的に人が小さく見える演出だそうで、確かにこんなところに取り残されたくはないなと思いました。ヒグマやらシャチあたりの、知能と殺傷能力を両方持っている哺乳類は、「おなかはすいていないけれどとりあえず殺しておこう」という襲撃をかますことがあるのは一応知ってましたが、映像でみると怖い…ひとしお怖い。筋立てとしてはまっすぐで枝分かれもないのですが、結構血なまぐさい話でしたので、「死なないがえげつなく重傷」という映像が嫌いな人には向きません。風景を楽しむことをお勧めします。
2016年4月24日(Sun)
 映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」を見てきました。
 シリーズ20作目、よくぞ続いてくれたものと感謝しつつ、毎年4月の映画視聴は恒例となっております。単行本はすべてそろっていますが、最近1年ほどは読んでいなかったので、ついでとばかり30巻分くらいの黒の組織関連話を一気読みしてから行きました。今回の映画は推理はほぼなしで、アクションと組織戦がメイン。謎解きですかっとするわけではなく、かなり切ない終わり方でした。それにしても毎回毎回よく巨大建造物が破壊されることよ…。作中の時期がGWで、映画1作目とかぶるため、年表では映画1作目と今作の事件は数日中に起こっている計算になるそうです。働き者だなあコナン君。
 映画から連想してファーストガンダムの映画を見直そうと思ったら、VHSでしかとっておいていなかったことに気づきました。現在使用中のDVDデッキでは見られないので、昔使っていたVHSデッキを配線しなおそうか考え中。テレビ台の前の障害物をどけないとできないので、しばらく先になりそう…。
2016年4月3日(Sun)
 新しいパソコンが届きましたー。起動が早くてストレスフリー、本体も軽くて幸せです。必要ソフトのインストールとデータ移行中です。わくわくします。
2016年4月2日(Sat)
 お花見に行ってきました。曇天ながら雨の様子もなく、七分咲きの桜を堪能してきました。思いがけないことに、桜祭りの一環として流鏑馬をやっていて、馬と騎手の妙技も併せて楽しむことができました。幸せ。
2016年3月23日(Wed)
 新刊書の発行日確認でよく閲覧していた出版物取次会社さんが倒産。先ごろ破産した大手書店さんなどに多額の売掛金があり、億単位で焦げ付いてしまったとのこと。あおりを受けて小さい書店さんが十数件閉店になるそうな…。私は電子書籍をあまり読まないので、紙媒体の書籍に頑張ってほしいところ。逆風著しい今後の展望が心配です。ネット書店は目当ての本が確定している場合には大変便利なのですが、「何かがほしい、何かが読みたい」という場合にはあんまり役に立たないのです。うう。
2016年3月21日(Mon)
 パソコンが不調です。起動に時間がかかる、画面でアプリを動かし始めたときは問題がないのにファイル検索を使用するとフリーズする、シャットダウンに一時間以上かかるなどなど。幸いセーフモードで立ち上げると問題なく動くので、USBを購入してせっせとファイルをコピーしています。しかしセーフモードで使えるファイル圧縮ツールを入れていなかったため、大物のファイルをコピーすべく、試しに再起動してみたらまたしてもフリーズ。様子見で放っておいたら、半日たった現在、なぜか問題なく稼働中…。
 今のマシンは2009年秋に購入したので、6年半ほど使っていた計算になります。OSが来春サポート切れになるため、新しい機種にすべくそれとなく検討していたのですが、前倒して本日注文しました。PCの通販サイトで、新年度向けの割引プランが出ていたので結果オーライかも。次のマシンは、DBサービスとWebアプリケーションサーバとJavaエディタとブラウザをまとめて表示してもアウトオブメモリにならないスペックのはず。色々遊びたいことがあるので、新マシン到着が楽しみです。データ移行が終わるまで今のマシンが生きていることを祈りつつ。でも慣れ親しみ私のためだけにカスタマイズしたマシンが使えなくなるのは寂しいことこの上ないですね。
2016年3月17日(Thu)
 高崎線全面復旧おめでとう! 初日は擬人化の格好のネタがまた一つ、などとのほほんと見ていたのですが、思いがけず長引いてちょっと心配でした。新幹線の振り替え輸送が話題になってましたが、あれは意外としょっちゅうやっている気がする。ただ今回のような長時間の振り替えはさすがに珍しいかな…。在来線の行き先が本来の終点と異なっていたので、駅の電光掲示板の案内を写真に撮っておくべきだったと後悔しています。本日復旧後、「復旧しました」の構内アナウンスの声がとても弾んでいたのは気のせいではないと思う。関係者の皆様、乗客の皆様、お疲れさまでした。
2016年3月8日(Tue)
 映画「Xミッション」を見てきました。エクストリーム・スポーツの第一人者がスタントを担当し、アクションシーンは合成なしとの触れ込みで、さすがの迫力でした。同行者は観賞後、「何も罪を犯さなくても…」と呟いていました。うん、私もそう思う…。ついでに疑問、あれはスポーツか? スポーツなのか…? 半分自殺してませんかあれ。怖すぎる。いや面白かったけども!
2016年3月5日(Sat)
 これを書いている現在真夜中なのですが、近くでインフラ整備と思しき工事の音がずっとしていて眠れない…。長いこと線路のそばに住んでいるので、乗りものの走行音や駆動音などにはもう耐性がついているのですが、たまにこういうことがあるとまだまだだなと思います。ちなみに平素の日常生活で鉄道の音を音として認識することはあまりありません。テレビの視聴中に列車が走って音声が聞き取りにくくなっても、「鉄道の音がする」とは思わず、「テレビの音が小さくなった」と感じます。ニュースなどは字幕付きで見る癖がついてしまいました。
2016年2月4日(Thu)
 映画「残穢」を見てきました。以下本日分は映画と原作のネタバレを含みますので注意。
 実話怪談を収集している作家「私」に、読者の女性から一人暮らしのマンションの部屋で起こっている怪異についての手紙が来る。誰もいない和室から、畳を擦るような音がするという。不動産会社に尋ねても、その部屋では過去に死者は出ていない。しかし調査を進めるうち、同じマンションの別の部屋でも怪異が発生していることが判明。マンションが建つ以前にさかのぼって調査を進めるうち、少しずつ怪異の姿が忍び寄ってくる。
 原作の小説では、「私」に当たる作家が誰なのか明白であること、この人物が怪異について懐疑的で、科学や常識で解明できることは除外しようとすること、さらに実在の人物が登場することなどから、読者自身を取り巻く現実の世界に対する疑念がぬぐい去れなくなるという恐ろしさがありました。電車で座席に座るとき、直前に座っていたのは誰だろう? と一瞬考えてしまいます。映画ではもちろん原作の筋を踏襲しているのですが、現実とのリンクが薄くなっているので、そうした種類の怖さはあまりありませんでした。しかし土地と怪異の過去を追うサスペンスとして、背筋が寒くなる楽しさがありました。
 私は映像から細かい演出を拾って解釈する能力に著しく欠けるので、後から他のサイトさんの感想を読んで、気に留めなかった映像の中にも怪異があったと知って確認したい思いに駆られています。もう一回行こうかな…いやでもやっぱり怖いしな。
 ホラーを見ているときに思う最大の疑問。なぜ最凶物件とわかっているのに夜に調査に行くのか。昼に行こうよ…。
2016年2月2日(Tue)
 映画「白鯨との闘い」を見てきました。
 メルヴィルの小説「白鯨」のモチーフとなった、捕鯨船エセックス号の遭難事故に取材した作品。特に意識したわけではないですが、2週続けて海難の映画を見ると、海の怖さが波状攻撃的に感じられてしんどい。「海が怖くなる画像」というお題のまとめサイトを見ていると、のどかに航行中の船のはるか下方から謎めいた巨大な生き物が浮かび上がってくる…というものが多いのですが、途中でまさにその状態に。クジラと戦った後の長い長い漂流の描写は息が詰まりました。
2016年1月29日(Fri)
 映画「海難1890」を見てきました。
 1890年にトルコの軍艦エルトゥールル号が日本の和歌山沖で座礁した事故と、1985年のイラン・イラク戦争時のテヘラン日本人救援を微妙にリンクさせた、現実に基づいた作品です。人の交流と善意を軸にした真摯な展開でした。企画・撮影に当たって両国政府の後押しがあり、最後にトルコ首相からのメッセージがあります。痛ましい事故から始まった友好ですが、双方の記憶に残る交流が善意に基づくものであるというのはありがたい話です。
2016年1月22日(Fri)
 先日の雪の後、窓の外に置いた餌箱に雀がたくさんやってきます。雪の前は来てもせいぜい2〜3羽だったのに、先ほど数えたら7羽いてびっくり。ガラス越しに見ながら「がんばって冬を乗り切れよー」とエールを送っていますが、鳥が食べ終わるまで身動きができないのが…動くと驚いて逃げてしまうので。頭の中で「だるまさんがころんだ」と呪文を唱え続けております。
2016年1月18日(Mon)
 近所のスーパーマーケットで昨年末から雪かき向けスコップを売っていたのですが、今日初めて在庫が減っているところを見ました。私も減らすのに協力した一人…。水浸しの庭と門前が凍りつつあり、明日の朝が怖いのですが、それでも雪だとわくわくしてしまいます。
2016年1月12日(Tue)
 久しぶりに大阪と奈良に行ってきました。新西国の札所めぐりの続きでしたが、今回! やっと! ようやく! 当麻寺に行きました! 四半世紀以上前からの宿願でございました。何故と言うに寺の名前でございます。トルーパーの関連施設を調べまくった若かりし日が懐かしいわ〜。曼荼羅がご本尊と言う珍しいお寺さんで、建物の佇まいのみならず、駅から門前にいたる道まで風情があり落ち着いています。お寺の後ろを振り仰げば万葉の舞台になった二上山。冬空ながら楽しい散策の一時でした。
 旅行の最終日の午前中はイベントに行き、午後は購入した同人誌を抱えつつ札所めぐりを続けて参りました。煩悩だって愛しいものよ。
2016年1月2日(Sat)
 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 お正月は初詣の後で映画「杉原千畝」を見てきました。第二次世界大戦中、ユダヤ人の脱出を助けた外交官として著名ですが、映画では本来の諜報外交官としての姿が前面に押し出されていました。海外の情勢を熟知していた人たちは、大戦中の日本の姿がさぞかしもどかしかったことと思います。逃亡を助けた人たちはもちろん、生きるために努力した人たちに敬意を表します。

ことのはのもり
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