新居昭乃+Lira



00/11/23 渋谷Egg-man Open18:15 Start19:15 End??:??
出演:新居昭乃(Vo,Co,Acc,Key,G)、野口郁子(Vo,Co)、内田Ken太郎(B)、田中徹(Dr)、渡辺美佳(G,Vo)



曲目

  1. チグハグ
    • MC
  2. 愛の温度
  3. 自転車に乗って
    • MC
  4. 時間の粒
  5. 小鳥の巣
    • MC
  6. 願い事
    • MC
  7. 恋は水色
    • MC
  8. 夢みるシャンソン人形
  9. 天使の落書き
    • MC
  10. Suffragette City
    • MC
  11. アトムの光
  12. If there were no mines
  13. ほしをさがしに
    • MC
  14. 降るプラチナ
  15. ガレキの楽園
    • MC
  16. 音の魚
    • MC
  17. 星のかけら

アンコール

  1. シェレ・イェイェ
    • MC
  2. パラス・インプレ



 今までありそうでなかった顔合わせ。私は整理番号が最後から数えて一ケタ台でしたので、会場に入ると既にぎゅうぎゅう詰でした。

 最初から全員が舞台上に上がり、元気よくご挨拶の後、Liraの曲「チグハグ」からスタート。昭乃さんがヴォーカルを取られていました。続けて「愛の温度」、Liraの「自転車に乗って」。曲の途中で時々メインヴォーカルが代わっていたのですが、とっても息が合っていました。郁子さんと昭乃さんの声は質が近いと思いますが、このときもしっとりと溶ける感じで、知らない曲でも構えることなく聞くことができました。

 渡辺さんがギターのチューニングを希望したため、ここで昭乃さんと郁子さんのお話コーナー。昭乃さんはこれまで人の曲をステージでメインヴォーカルで歌ったことがなかったそうで、この日が初になります。意外です。互いに色々と試みがあって、リハもまだ足りないくらいだったみたいですね。

 続けてLiraの「時間の粒」、昭乃さんの「小鳥の巣」。いずれもなんとなくほわっとした感じの演奏でした。郁子さんがMCで1曲飛ばしかけましたが、つつがなく演奏されました「願い事」。打ち込み系の音のないアレンジで、すごく良かったです。郁子さんの声がまた合ってました(ってこの日何回この言葉を書くんだろう)。

 この後しばらくフレンチポップスのカバーになりました。昭乃さんお奨めの曲の数々が飛び出します。ファンの人が探し出してきたレコードからの曲などもあったようです。郁子さんは昭乃さんにフランス語を教わって、カタカナでルビを振りつつ特訓なさったとか ^_^;) 最初の曲は有名な「恋は水色」。私はフランス語がわかりませんが、少なくともカタカナには聞こえませんでした。昭乃さんと郁子さん渡辺さんが口をそろえて「特殊な世界」とおっしゃいましたが、私が普段聞いている曲に比べると、「初心者のとっつきやすさ」という点では却って普通な感じがしました。知っている曲だったからというのもあるかもしれませんが ^_^;)

 8曲目は渡辺さんもヴォーカルを取られました。とてもかわいらしい感じの曲。9曲目はボケててどんなだか良く覚えてないんですが(すみません)、ダニエル・ビダルの曲で、ロシアの荒れ野に家が建っている。そこに来た人は友達として迎える、というような内容だそうです。昭乃さんはこれをもとに曲を作ったことがあるとか。次の曲はKEN太郎さんおすすめのデビッド・ボウイの曲。「今までのことは忘れてください」ということだったのですが、確かにがらりと変わって激しい曲でした。手拍子ありダンスありで客席も大いに沸きました。ダンスしていた郁子さんが息切れするくらい ^_^;)

 で、さらにこの曲のことも忘れて ^_^;) 続いて地雷撲滅キャンペーンのお話。赤十字のキャンペーンで地雷撲滅の詞を募集したこと、そこからCD「Planet of love」の発売にいたる経緯や、このCDに偶然マーシュマロウと郁子さんが参加していたことなどなど。マーシュの曲をこの面子でやるのかな、と思ってましたら、なんと昭乃さんは「アトムの光」をやりました。ナイス! 続けて赤十字キャンペーンで入賞した「If there were no mines」。郁子さんが踊ってらしたそうですが、このとき私の視界は前の人の頭で埋まっておりました…。

 ここまでは何とか隙間からステージを見られてたんですが ^_^;) この後ずっと立ち位置が上手く調節できなくて、ステージにいる方の首から上を見るのが精一杯という状態になってしまいました。残念。けれども声は聞こえてましたので ^_^;) 「ほしをさがしに」は昭乃さんが歌われました。曲にまつわる郁子さんのエピソードで、星を取ろうとして死んだ男の子が出てくる夢を見たという話を伺いました。この夢のことをお友達に話したら、なんとその方が同じ夢を見ていたことが判明したそうです。お友達のほうが死んだ男の子だったとか。不思議なことです。

 2曲続けて昭乃さんの曲、まず「降るプラチナ」。その後の「ガレキの楽園」は郁子さんが希望してのヴォーカル。合ってました〜。こうやって聞いてるとどちらの曲も歌うのが難しそうですが。難なく。さすがプロです。次は昭乃さんが希望した「音の魚」。詞のキーワードがLiraと昭乃さんでは似てる、という話がMCでありましたが、確かに。ツボにはまるところが近いんでしょうね。最後の曲はもう、舞台を見る努力を完全に放棄して目を閉じて聞きました。しんみり幸せな感じでした。

 アンコールで再登場後はメンバー紹介と行事予定…ですが昭乃さん、言う内容がわからなくなってしまい、客席から渡されたチラシを読んでおられたようです ^_^;) 皆さん精力的に活動されてますね。嬉しい限り。で、次もフレンチポップス…なんですが、タイトルがわからない。固有名詞をメモしていないので、歌ってる人や作った人もわからない…ということで耳で聞いた音をそのまま書きました。最後は郁子さんがスペイン語で詞を書かれた曲です。なんというか、国際色豊かな感じのライブだなと思いました。

 普段サポートしあっている人同士の、息の合ったジョイントを見せていただきました。ほんとに楽しかった。次はぜひ全員座れる会場で ^_^;) またやっていただきたいと思います。




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