KYOKO SOUND LABORATORY MEW YEAR LIVE with YOKO UENO

99/01/04 渋谷クロコダイル Open18:15 Start20:00 End22:50
出演:木谷響羽子(Key, Marimba, Vo, Cho)、上野洋子(Marimba, Accordion, Vo, Cho)



曲目

第一部

  1. 無題 〜鳳凰の彫像
  2. Soldiers in the City
    • MC
  3. 風の中のマリオネット
  4. 猫の子守歌
  5. アラベスク模様の運命
  6. 舟歌
    • MC
  7. 一秒の無重力から生まれ変わる一日
  8. 同じジェンダー
  9. 海を渡る風
    • MC
  10. 夢の続き(マリンバ弾き語り)

第二部

  1. Happy New Year '99
    • MC(上野さん登場)
  2. 月のいたずら
    • MC
  3. メリーゴーラウンド
  4. 夢の続き
  5. Sanctus
    • MC
  6. 小さな船で
    • MC
  7. 踊る木の人形
    • MC
  8. (Wateric SongをベースにしたImprovisation)
    • MC
  9. 月と恋人
    • MC(上野さん退場)
  10. Maria

アンコール

  1. 踊る木の人形



 チケットに書かれた開場時刻は午後7時。が、開場は午後6時でした…おまけに整理券配布が行き渡らなかった上、予約席のことで(?)トラブルがあったらしい。ここらへんでちょっと不安が…。開演は午後8時、それまでお食事やお酒を楽しむべし、ということでしょうが長かった。ちなみにクロコダイルはワニ料理が名物だそうです。私は食べませんでしたが。入場するとチケットを切らず、まず席まで(全部テーブルorカウンター)。案内の人がつきます。

 2部構成でした。第1部は響羽子さんお一人で、打ち込み系とKeyBoard。相変わらず打ち込みの音大きいです。特にベースとPer。声を思いきり出せるからなんだろーか? 「舟歌」と「海を渡る風」は、前回聞いたときより慣れたような感触。ラストの「夢の続き」はマリンバの弾き語りです。その前のMCで少しマリンバの演奏と解説をしてくれました。熱演でしたが曲の印象が結構変わったかも…。

 ここで大きな落しあな。1部と2部の間が35分あった! 開演8時、1部の終了が8時55分でしたので、埼玉県民の私はここで俄かに焦りました〜。結局終電でしたが、まあましで。実際中途で退場の方もおられたので、もうちょっと考えてほしかった…。

 第2部はまず響羽子さんの今年の新曲から。2曲目から上野さんの登場です。ちょっとMCがあり、ライブのきっかけの話なんかを。10月に響羽子さんがたまたま行ったライブに上野さんが出ていて、そこで盛り上がったのが発端だそうです。曲はVita Novaのアルバム「suzuro」から「月のいたずら」。「テクノのほかに「みだら」という指定があって…」とは上野さんの弁。そのあと3曲続けて響羽子さんの曲…重唱! コーラス! 気持ちよかったですとっても〜。上野さんはここでアコーディオンを。次は響羽子さんのこの日の新曲、さらに上野さんの新曲「踊る木の人形」。これはマリンバの連弾(っていうのかな?)で、お二人で一つのマリンバをたたいてました。別名「踊るわら人形」 ^_^;) 上野さんは響羽子さんがマリンバのプロだというのを御存じなかったそうで、「もっと難しくすれば良かった」とのことでした。響羽子さんはこの日MCが多くまた長く、結構浮かれてたな〜という感じです。話の途中で上野さんに「演奏しましょう」と促されてました。

 次は「Wateric Song」をベースにしたImprovisation(即興曲)。二人で即興ってどんな風かな、と思ったんですが、…ここで悲しいのが、あんまり曲が印象に残ってないんです。曲のためではなく時間のため! 乗りたかった電車が演奏中に行ってしまったので ^_^;) 時間が過ぎたら開き直って楽しめました。それにしても長い曲でしたが。

 お二人でのラストは、意外や意外「月と恋人」。谷山浩子さんと上野さんが1993年12月にジョイントコンサートをしたときの合作作品で、谷山さんのアルバム「銀の記憶」に収録されています。この詞を響羽子さんが歌うのは何だか新鮮と言いましょうか、「響羽子さんの歌はファンタジー系の歌じゃないんだなあ」と妙に納得してしまいました。ラストは響羽子さんお一人で「Maria」、落ち着きます。アンコールは「踊る木の人形」をもう一度。ひょっとしてもう聞けないんだろーか。

 とにかく文句があるとしたら時間。今度クロコダイルでライブのときは、翌日有給とってどこかに泊まろう、と思いました。はい。




[KYOKO SOUND LABORATORY] [音楽のページ] [ことのはのもり]