風邪を引いていたのですが、悪化の一途をたどりまして、声が出るようになった代わりに喉と頭に激痛が走るようになってしまいました。オールリクエストでなかったらぶっ倒れてたかも…。ともあれリクエスト大会後半戦のスタート。
そっくり人形展覧会を聴くと、「ああ逃げられない」という思いがひしひしとします。何から逃げられないかはよくわかりませんが ^_^;) 今日はこのリクエストの熱気から逃げられません。逃げる気もないので望むところ。谷山さんのソロが終わって、リクエストについての解説の中、AQさんとネコさんがご登場。最初は一番遠くから来た人ということで、鹿児島県鹿児島市からのお客さんがリクエスト。「漂流楽団」、私には「ありがとうつかみはオッケー!」という選曲でした。自分でリクエストできなくても、普段はお話の出来ない人たちの好きな曲を知ることができるというのも、この企画の楽しいところです。
ですが演奏される側のご苦労は並大抵ではありません。谷山さんがしみじみとおっしゃって曰く、「15年前に5年前だった曲は、今は20年前なんですよね。101人コンサートでこの企画が始まってから、曲が200曲増えてるし。…脳細胞死んでるし」とのことで、すみませんご苦労はお察しいたしますが、楽しみなんですよう。がんばってください〜。
続く半券くじ引きは、1列3番、21列12番、21列3番の順。ローソンチケットやぴあやイープラス、とプレイガイドの名前を先におっしゃるのですが、その都度客席にふっと緊張感が走るので見ていて面白かったです。「朝の扉を開くとき」は歌詞カードなし。今日も出ました、ネコさんの採譜名人芸。「これがなくちゃリクエストじゃない」と思っている人ももはや多いのでは…。「カントリーガール」の曲の説明が秀逸で、「僕が彼女を見るとき、田舎と二重写しになっている」と聴いてなるほどと感心しました。「朝の扉〜」は明け方の本町商店街で、段々日が昇っていく時間。LUNAは三日月の夜で割と暗く、思い込みの激しい歌。この解説が照明さんにどれだけ助けになっているかはよくわかりませんが、曲のイメージを膨らませるのが楽しくなります。「朝の扉〜」はずいぶん長い間歌っていなかったそうで、演奏後「歌ってよかった。(忘れる)ぎりぎりでした」と谷山さん。でも思い出しながらにしては、安定した演奏だったと思います。
本日の探せコーナーは、昨日と逆に体の強い人を探せ! ということで、当選者は腕立てふせ以外9項目該当の女性でした。昨日も今日も該当項目が少なかった私は、強くも弱くもないということでしょうね ^_^;) リクエストのタイトルを聞いた瞬間どよめきと拍手。ステージ上の谷山さんとAQさんの視線も瞬時ネコさんに向けられたようです。これはおそらくヤマかけずみの曲だったと思われますが。きたきたきたきたーっ! と握りこぶし作って喜んだのは私も同じ! 繊細で美しい歌世界に、狂気の彩りをたたきつける迫力のストリングス。聞き惚れるなというほうが無理というもの。ああもう幸せが多くて困るくらい幸せだ…。
○×クイズコーナーは、ちょっとメモが取りきれなかったので、あやふやな記憶の底から掘り起こしたものを書いています。昨日と同じく、2択または3拓から選択して答えていき、最後まで残った人がリクエスト権。私はシラク大統領の名前を間違えたのですが、痛恨でした。「名前がJ音で始まる」ということだけ覚えていて違う番号を選んでしまい。あう。このとき外したのはこの問題だけで、座る前も後も他は全部正解を選択できたので、「これさえなければ〜」と本当に本当に悔しかったです。「今すぐ改名しろ大統領!」と思いました。魂の叫びでございましたとも。勝ち抜かれたのはやはり知識量の多そうな方たちで、しっとりした昔の曲がリクエストされていました。難曲という印象ではないのですが、しばらくやっていなかったためか、「ここは春の国」では谷山さんは少し首をかしげていたところがあったような ^_^;) 残る曲は肩の力が抜けていたようで、ピアノもバイオリンもゆったりと伴奏を奏で、心地よく聞き惚れることができました。
昨日よりさらに少ない曲数でラスト通告ベルが鳴り、全員じゃんけんコーナー突入。勝ち残りはひとり。最初のリクエストは「昭乃さんがいないと駄目」とおっしゃったと思うのですが、タイトルを聴き損ねました…なんだったんだろう? リクエストを取り直して遺跡散歩。ああこれで今日のばくちも終わった…と力を抜くのに最適の選曲でした。お客さんえらい。
まるで当たらないと、私はいつになったら「夢の旅人」のリクエストが出来るんだろう…と悲しくなってしまうのも事実。でも当たった方たちを見ていると、親近感で嬉しくなってしまうのも事実。ご一同打ちそろってのばくち大会もこれにておしまい。ああ今年も楽しかった!