さあばくちだ! 散財無しのギャンブル人生、今年もまた命をかけるべく新宿に駆けつけましたっ。
1曲目は谷山さんお一人で「パタパタ」。この「最初と最後の曲」の選び方も、通常のコンサートとは違っている印象を受けます。
続いて入場されるAQさんネコさん。既に諦観した雰囲気を漂わせていると思うのは私だけでしょうか ^_^;) ネコさんはやっぱりモノトーンのご衣裳です。
まずは「手持ちのお札(全種類)の番号が一番大きい人」。最初に手を挙げた人が、数字の2と9を見まちがいされたとのことで流れまして(言われてみるとたしかにちょっと似てます)、リクエストされたのは「899848」の横浜のぬまざわさん。お札って900000以上がないのか? と谷山さんAQさんが首をかしげあいます。ネコさんはそれどころではなく演奏準備―――すなわちメモ。やった最初から名人芸が…! 谷山さんの曲の説明は、「信じれば夢がかなう前向きソング」。演奏は、お三方のサビ入りのタイミングとかが手探り状態なのがわかって ^_^;) おもしろかったです。
続いては座席抽選。14列3番江東区のもりやさん「忘れられた部屋で」、Wの6番市川市のしばはらさん「犬を捨てにいく」、10列6番世田谷区おごうちさん「不眠の力」。1曲ごとにどよめきが走りました。皆様選曲狙われてましたでしょうか…。
「忘れられた部屋で」は、「歌詞を読むと「早く別れろよ」と思う」んだそうです。作ったご本人もそう思われるんですね! 私もです! 次「不眠の力」は、「マイナーゆったり、幻想ファンタジー。大げさ怖い系」…合ってる。「照明はやりがいがある」と一言ありました。照明さんも音響さんも、気の全然抜けないコンサートですよね…(しみじみ)。「犬を捨てにいく」は、「夕方から夜になり、バーっと広い星の海が広がる」。…なんだか「捨てられる人」系の歌がそろうと、えもいわれぬ迫力があるんですけど ^_^;) 普通のコンサートでこの並びはありませんよね。お客さんえらい。
続いては「酷暑と戦った人をさがせ!」ということで、言い換えると「暑い季節に敢えて暑っ苦しいことをやった人を探せ!」でした。7個合致した方が2名。大田区ののぐちさんは1・4・10が、西千葉のわたなべさんは4・5・10がそれぞれ当てはまらなかったとのこと。…ということはどちらも着ぐるみを着た、と大変驚かれる谷山さん。それぞれオウムとキツネの着ぐるみをお召しになったそうです。
「おしえてください」はAQさんがアコーディオンを演奏。「愛をもう一度」は、ご自分で選曲されることはあまりない気がするのですが、逆によくリクエストされてますね。
続きまして3択クイズコーナー。自力でリクエスト権を獲得できる唯一のコーナー(他は運が必要!)なので俄然気合が入ります。…が、今回、ブルゴーニュに負けた。私前回シラク大統領に負けたんですが…フランス鬼門だわ。
勝ち抜かれたお三方は、昭島のこじまさんが「瞬間」、出雲のはなださん(おおDBの管理人様)が、最初ガラスの巨人シングルバージョンをリクエストなさいましたが駄目で「再会」、千葉の方(名前聞き損ねました)が「夢の歯車」。なんだか皆様渋い、ちょっとだけ盲点のところを突いた選曲です。
ラスト、全員じゃんけん。ここまで来るとあきらめの境地。勝ち抜かれたのは横浜の鹿子木さんで、「約束」。
「間違えたら恥ずかしい」と谷山さん。昔コンサートでよくやったので、「照明は赤でドラマチックに」などと注文も飛び出します。「結婚披露宴で使える曲」ともおっしゃいましたが…いやそれはどうだろう。ネコさんばっちりでした。おおはまり。暴走しかけていると見せてじつはきっちりはまってます、ネコさんマジック健在。
ここでAQさんが帰ろうとしてしまわれました ^_^;) リクエスト終わってほっとなさったんでしょうか。最後は「ネコさんのイメージ」で選んだという谷山さん。「この曲を聴くと、この人がかわりに迷ってくれて、みなさんは家に帰れます」ということで「僕は帰る きっと帰る」。なんというかいつも、リクエスト直後の曲は「終わったー!」という演奏になりますね。練習した曲ができるので嬉しいように見えると申しますか。
アンコールのMCで、「今日リクエストできなかった人は、おうちでCDでオールリクエストを」と谷山さんがおっしゃいました。…私の聞きたい曲はCDに入ってないんですけれども(号泣)。ラストを飾りますは「楽園のリンゴ売り」。不条理でぱりらりら。ああオールリクエスト魔界…。明日も参りますわ。リベンジ! ガッツ! あの曲をリクエストしたいのー。でもきっと、リクエストできなくても幸せ。