谷山浩子 ソロライブツアー2004-2005

05/02/05 那覇Club D-Set Open19:05 Start20:05 End21:55
出演:谷山浩子(Vo,Pf)



曲目

  1. BLUE BLUE BLUE
  2. 渚のライムソーダ
  3. 裸足のきみを僕が知ってる
  4. しっぽのきもち
  5. 土曜日のタマネギ
  6. エッグムーン
  7. 夜の一品
  8. 夢の旅人
  9. 悪魔の絵本の歌
  10. 時計館の殺人
  11. 恋するニワトリ
  12. まっくら森の歌
  13. 猫の森には帰れない
  14. 河のほとりに
  15. カントリーガール
  16. 海の時間

アンコール

  1. さよならのかわりに



 初沖縄でした。思えば数年前、初めて北海道に行ったのは谷山さんのコンサートのためだった。初めての沖縄も谷山さんのおっかけというのは、結構感慨深いものがある…。コンサートがなくても確実にいつかは行ったと思いますが。首里城、古城の跡、琉球紅型に三線、さんざん観光してまいりました。けれどもメインはコンサート。

 CLUB D-Setは国際通りという繁華街にあるライブハウス。小さいテーブル席とカウンター席があり、バー・カフェ感覚で飲み物と軽食をいただけます。座布団がほしかったけれども ^_^;) ステージは比較的低めで、あまり目線が上を向かないので、食事を出す店として良い感じでした。(後付け情報・2005年5月に閉店されたそうです)

 1曲目は「BLUE BLUE BLUE」。声が少しかすれ気味で、緊張していらっしゃるのかと思いきや、「沖縄は12…13年ぶり? なのに風邪を引いてしまいました」とのこと。「ゴージャスな風邪」ながら治りかけだそうで、MCはお元気です。1曲目は沖縄のイメージ。2曲目以降も「なはし」が頭文字の曲で、那覇に似合いそうなもの、だそうです。「裸足のきみ」が似合う街ってどんなの。この落差の激しい選曲で、きっちり切り替えて歌われるあたりはさすが。このあたりからお声がだんだん持ち直されて、気にならなくなってきました。

 沖縄の食べ物の話。昔最初にソーキそばを召し上がって、「薄いけどおいしい」と思われたとか。私も今日食べましたが、結構お味噌が濃かったです。色々なんだろうなあ。続けて「チャンプルーっぽい歌」ということで食べ物の3曲。エッグムーンで1曲目が終了したところでコードエラー発生、「いま土曜日のタマネギが終わりました〜」と最初からやりなおし ^_^;)

 リクエストコーナーは勢い勝負。1人目は窓際にいらした白い服の方で「時計館の殺人」。二人目はご姉妹でいらしていた方だったのですが、1回目お姉さまがリクエスト「恋するニワトリ」→「ビンゴ」、2回目妹さんがリクエスト「猫の森」→「それもビンゴ」…。既にセットリストにあるということで、こういうこともある、珍しい。それでお二人ともパスになってしまいました。後で聞けるとはいえ、ちょっと残念です。が。次に谷山さんの視線がこちらを向いたところでちょうど手を挙げられたもので。私が! リクエスト権を! 取りましたー!!! やりました! 97年以来8年ぶりです〜ばんざあいばんざあい。長年の野望でございました、「夢の旅人」をリクエスト。昔一度だけ、101人スペシャルのオールリクエストでリクエストされたことがありますが、私はこのとき行っていなくて涙を飲んだのです。オールリクエストで行かなかったのこの日だけなのによりによって! ああでもリクエストできたんだわ嬉しい…(感涙)。3人目は最前列にいらした方で「悪魔の絵本の歌」。どれも比較的難しい感じの曲です。曲の解説コーナー、「夢の旅人」→「メジャーバラード。ゆったり広いがらんとしたところを風が通り抜ける。一人の人を待っている」。「悪魔の絵本の歌」→「テンポ速め、詩はかわいくないけれど可愛い系」。「時計館」→「マイナーバラード、後に行くと壮大」…ということでこの順序。拍手が終わると同時に、すかさずメモを取っていたチラシを裏返しました。「夢の旅人」はCD未収録曲。本来二人で歌う歌なので、今後もおそらくコンサートでは望めない! ということでひたすら歌詞をメモメモメモ。演奏中のメモ行為は、自分も周囲も曲に集中できなくなってしまうので普段はしないのですが、同じテーブルにいたのが身内と知人だったので内心謝りつつ…。でも嬉しい、嬉しい、1993年のイベント以来の拝聴です! 実はほとんど曲を覚えていなくて、好きだという印象だけ覚えていたので、改めて聞いてその感想が間違っていなかったのが何より嬉しかった。

 個人的に興奮冷め遣らぬまま後半パートへ。「ピンゴその一」ということでみんなのうたコーナー、まっくら森には波立った感情の鎮静効果があるなーとしみじみ思いました。MCは前半に続き食べ物の話。風で外に出なかったので、コンビニで「ふーちゃん弁当(ふーちゃんぷるー)」というものを買って召し上がったそうです。普通の麩と違うそうで、私は知らない食材なのですが、ふがふがしたものだとのこと。今度は話の流れと関係ない、「デビューしたての頃の代表曲」。

 谷山さんは那覇の町並みが気に入られたようです。「型にはまっていない、ゼロから発想したような町並み」と感想を。「気持ちを癒してくれる、こういう飾り方もあるのかと感心させるインテリア。お金持ちになったら、プライベートでゆっくり来たい」だそうです。私もそう思います〜。今回1泊で強行軍…。その気持ちを表す大曲「海の時間」で本パートは締め。

 アンコールは「さよならのかわりに」。今日は谷山さんの沖縄への思いを反映してか、ゆったりした代表曲が多かったようです。2月なのに春の沖縄、それはもう幸せな気分でホテルに帰りました。ああ思い返すたびに嬉しい!




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