ソロコンサート初日。この日は知人が同行してくれて、観光もたくさんできました。うきうき会場に入ると…やっぱりちょっと寒い ^_^;) 谷山さんはピンクのタートルネックに、深いドレープの入った茶のスカート、同系色のハイヒール(私から見たら)というご衣裳。最初の曲は「BLUE BLUE BLUE」。なんだかすごく爽やかです。
「この会場の形態は説明するのが難しい」と谷山さん。学校の講堂みたいだというと、聞いた人がみんな違うことを考えるそうです。そうでなくても学校の施設にたとえると、みんな自分の卒業した学校を考えてしまうのではないかと。最初の曲は「爽やかという言葉から連想する曲」だったそうで、続いては若干爽やかではない曲。この会場名である「コンプレックス」をモチーフにした曲で、「心のもやもや」特集だそうです。後の2曲も同様。しかし「忘れられた部屋で」が、売れる曲を作れと言われて作った曲とはしらなんだ。この並びって怖くて美しい〜。しまいには町が水没してるし、ディープにはまれてとても幸せ。
続いてリクエストコーナーに参りました。まずは順当にお誕生日の方がお二人。続いては、楽屋でまめだのいなりなるものを召し上がられたそうで、「お名前がまめだに近い人」と「いなりに近い人」でした。皆様図って揃えたような選曲で感心しました。どの曲もあんまりコンサートで聞いたことがない曲ですが、谷山さんは「こう来たか」というお顔で演奏していらっしゃいました。
つい先日発売されたベストアルバム「白と黒」のこと。中島みゆきみたいな、と説明して、会場から笑いを取っておられました ^_^;) 谷山さんの曲を1曲だけ知っている、というひとは、大体白に収録されている曲になるそうです。なので黒もプレゼントなどに使える、と結論 ^_^;) ここからは白と黒特集。まず「黒の機嫌の悪い人」。しかし魚になって食べられた後、町が廃墟になり、さらに穀物の雨が降ってきたら…大災害も良いところですわね。谷山さんにとって、黒の曲は「今の自分」で、城の曲は「志」。白はくくりが難しいということで、単純に頭から3曲。コンサートの定番曲です。…と、まっくら森で痛恨のミスタッチ。谷山さんにはスルーできるずれとできないずれがあるそうで、今回のまっくら森は許せないほう。半音くらいずらして、カントリーガールのラストから再度やり直し。今度の演奏は完璧でした。
また珍しく、猫の森でもミスタッチ。でも猫の森は毎度難しい曲のようですね。今度は中断せずにやりとおし、少々苦笑いしながらご退場される谷山さん。アンコールはおそらくファンの人の多い「ここにいるよ」。落ち込んでいるとき、くたびれているときにうれしい1曲でした。