今年の年末年始は毎週のようにコンサートに行き、旅行がてら楽しませていただいております。江東区のコンサートは3回目。最初は青色帽子ツアー、爽やかに始まります。谷山さんは黒のジャケット、大きな南方系花柄のスカート、スカートと共布のスカーフ。ソロでのステージに慣れていらしたからか、逆に一人だと歯止めがきかなくなるのかわかりませんが、本日のトークは炸裂傾向でした〜。昨年の同会場でのコンサートは、早朝から深夜までの一日を表現したものでした。今回はスタッフのロッキーさんの失恋を記念して(?)全部恋の歌で構成。まず失恋してどん底の状態から、だんだんハッピーになっていく、と。最初どん底ですか ^_^;) 選曲は不幸な歌2曲。失恋するのと、叶わないとわかっている片思い、どちらが不幸か? という話題が出ていました。私から見ると「時と場合と人によりけり」でどちらとも言いがたい。先に失恋のうたから。
続くMCは恋の話。白熱しますよね…(しみじみ)。恋愛体質のひとばかりではなく、そもそも本当に興味のない人もいます。「なおちゃん」の歌の解釈、「話せばその気になったりするのに」と、作ったご本人も首をかしげておられたり。ここでは関係ない話ですが、私は「ひまわり」で別の女の子に伝言を頼んだ男の子が謎です(自分で言えば良いものを)。
谷山さんは今日、赤いマニキュアをしておられたそうです(私の視力だと「ああ赤っぽいなー」レベルにしか見えないので残念)が、これが鍵盤の上ですごく浮き上がって見えるのだとか。9月の猫森のときもおっしゃっていましたが、普段の裸の指先に慣れていると、演奏中気になるでしょうね。でも恋の歌には似合う違和感かも。続けては「少しずつ幸せに、は程遠い…失恋はしてないけど何かいろいろやばそうな歌」。童話のつもりで作っているという曲、ある意味現実逃避でしょうか ^_^;)
「トークが恋愛からぜんぜん離れない」と谷山さん。昔「あなた最高ラッキーツアー」のときも、ツアー中恋愛論トークで盛り上がっていましたが、話しているうちにだんだん思いもよらぬところから別の思考が出てきて止まらなくなったりということがありそうです。ということで、敢えて離れて趣味のお話。今のご趣味はカメラだとか。けれども久しぶりに戻ってみたら、カメラの業界がデジカメ主体に変わっていると。谷山さんはカメラに関してはデジカメを使う気になれないそうです。「撮ってすぐ消しそう。100枚とって10枚しか残らないなんて、趣味じゃなくて仕事みたい」。取り直しができない緊張感も込みで、フィルムのカメラがお好きということでしょうか。私もデジカメには逆に身構えてしまうところがあるので、このお気持ちはわかります…。
少し希望の光が見えている2曲。…でもなんだか「SORAMIMI」も「トライアングル」も、三角関係できっつい気がするんですけど ^_^;)この後のトークは恋愛に戻りました。思わず時間を計ってしまいましたが、このときのトークだけで8分使ってました〜。続いてはラブラブだけれど、カップルの間に温度差がありそうで先行きに不安がある歌。男の人がどう思ってるかがわからない歌、とも言えますね。
のだめのドラマにはまっておられる谷山さん、ここでもおすすめ。16巻は一気読みしやすいというご意見には賛成。しかし財布は大打撃ですね。最後のコーナーは「文句なくラブラブ、頂上ラブラブ」の曲。でも私、「海の時間で女の子が死んでる説」をここでうっかり思い出してしまいました…。
本編最後の曲は「テルーの歌」。美しく締めた、と思ったらアンコール、「幸せな歌でとどめをさす!」で紅マグロですかい! かつてのドッペル並みの扱いになってきましたね! しかしとどめを刺されたはずの客席、谷山さん退場後もとどまるところを知らぬアンコールの拍手。「出てくるに決まってんじゃんという迷いない拍手」と、谷山さん苦笑しつつの再登場。「ここにいるよ」でほんわかと締めになりました。