谷山浩子 ソロツアー2006-2007

07/01/20 岡山SANTAホール Open17:30? Start18:00 End20:35
出演:谷山浩子(Vo,Pf)



曲目

  1. 河のほとりに
  2. 落ちてきた少年
  3. ギャラクシーソング
  4. 学びの雨
  5. やまわろ
  6. ボクハ・キミガ・スキ
  7. 小さな魚
  8. テルーの唄
  9. 岸を離れる日
  10. カイの迷宮
  11. あかり
  12. キャロットスープの唄
  13. 素晴らしき紅マグロの世界
  14. 恋するニワトリ
  15. 海の時間

アンコール

  1. さよならのかわりに



 本屋で色々と物色いたしましたが、SANTAホールの載っている地図が少なくて、岡山に到着した後で途方にくれてしまいました。地元の人向けの生活地図をめくっているうちにやっと見つけました。山陽新聞社の建物の中にあったのですね…。出発する前に調べていけよと自己反省。さらに悠長に観光していたら、開場に間に合いませんでした…。何しに来てるんだ。

 1ベルのブザー音が17時55分に鳴り、予定通りの開演。谷山さんは幅広で短い袖のジャケットにピンクの長袖Tシャツ(?)大きな花柄のスカートと茶のブーツでご登場。スカートと同じガラのスカーフがアクセント。最初の曲は「河のほとりに」。岡山で作った歌なんだそうです。続いては本日がセンター入試初日だったので、受験生に捧げる歌。捧げてますかこれ!? 人生万事塞翁が馬っていう意味に取ってしまっていいのかしら。「窓」は、あー、なんとなくわかります。後のMCでおっしゃっていましたが、谷山さんは共通一次がなかった最後の学年なんだそうです。次は「受験生を応援する歌」2曲。学びの雨はそのとおりですね! 学習する意欲を掻き立てる歌だと思います。

 さて、リクエストコーナーです。今回誕生日の人がいない場合、まず半年ずらし、それでもいなければ3ヶ月ずらし…というリクエストの取り方をすることがあったので、期待をかけてまいりました。私の誕生日は、今日ではありませんが上記条件が当てはまるのです。1月20日の方はおられず、…ゲットしましたー! 1997年と2005年に引き続き3回目のリクエストですー。しかしリクエストしたい曲があれこれありすぎ、聞かれて脊髄反射で「やまわろ」とお伝えしました。良いですよねやまわろ。元気の出る曲なのです。ちなみに星座について谷山さんに聞かれたのですが、20日前後と言うのはちょうど星占いにおける各星座の境目に当たるので、生まれた年によって違う星座になります。はしょって「年によって違う」と申し上げたら、「占いに詳しそう」と言われてしまいました。そんなことはないのですー。ほかにもうお一方上記条件に当てはまる方と、本日のセンターを身内が受けている人が先着順でゲットされました。

 リクエスト3曲が終わってちょうど1時間経過。15分休憩が入り、後半パートの始めに手嶌葵さんがゲストで登場されました。もはやファンの皆様の間では「しゃべらない」という認識で確定していますが、谷山さん曰く「博多弁だと話す」のだそうです。しかし博多弁での会話というより、手嶌さんによる簡単な博多弁レクチャーになってました ^_^;) ゲドで声優初体験をされたときのことなどを話しておられました。大抜擢もいいところで、大変だったでしょうね。定番の「テルーの唄」と、来月発売の新譜に入る予定だと言う「岸を離れる日」を歌ってくださいました。退場された後で谷山さん曰く、「だいぶ砕けてきた」。確かに慣れていらした感じがします。

 続いては雪の女王から2曲。今年は本当に暖冬で、私は今年に入ってこれまで一度も雪を見ていません。ピアノ一本だと悲愴度が少々増すように感じられる「カイの迷宮」を聞きながら、空想の雪の世界に浸らせていただきました。そして本日一番大きいお知らせは、おそらくオールナイトニッポンの一夜限り企画。今日の深夜、というか明日の午前3時からオンエア。録音だそうです。色々な企画が予告されていましたが、その中のマンガ予告編の企画はなくなってしまったそうです。もともとのオールナイトニッポンのディレクターさんからの電話がかなり長くなってしまったとのこと。お一人で40分間熱く語っておられたとか。

 受験の日だからなのか、オールナイトニッポンの影響か、今日は人生観に関するお話が多かったように思います。「年は勝手に取る。昔は年を取るのが怖かったけれど、今は、今が続くだけだから平気」と谷山さん。しかし最近日テレで、ディレクターになった中学時代の同級生に会われたそうで、「同じ顔なのにちゃんと社会人の顔になってる!」とちょっとショックでいらしたとのこと。

 食べ物系の唄が3曲。いやニワトリは違いましょうが ^_^;) 「海の時間」でゆったりと本編終了。アンコールの拍手は盛大でした。ホールの特性か、とてもよく音が響きます。そして「静かになったときのしずかになりかたがすごい」と谷山さん。拍手が途切れて一瞬で静寂が降ります。面白いけれど空咳もしづらい静けさです〜。ラスト「さよならのかわりに」、とても美しい終わり方でした。




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