昭乃さんが脱退されて最初のライブ。あのほや〜とした雰囲気をマーシュのステージで拝見できなくなるのは残念ですが、ソロ活動を充実させるとのことで期待したいと思います。この日はゲストにタイプの異なるお二人のシンガーが登場。前売りチケットの発売日がちょうど南青山まで地下鉄一本の客先へ行く日に当たっていて、大喜びしながら帰社を遅らせて買いに行きましたが…いやもう、この日に設定してくれて上司様ありがとう〜。
「メリーゴーラウンド」で明るく幕開け。昭乃さん脱退のお知らせの後、ゲストお二人の紹介です。「ゲストと言ってますがずーっといっぱなしです」と上野さん。まるで正式メンバーの一員であるかのように、お二人とも歌も楽器も八面六臂でした。もしかして昭乃さんが抜けたら聞けないかも、と思っていた「風の子」が聞けて幸せ。
「まだ午前中」は新曲でした。大きな筒のような楽器を使う曲で、上野さんいわく「見た目よければOKのビジュアル系の曲」。演奏する側は膝で筒を抑えるので、青あざができて大変だそうです。でも確かに、見ているほうは楽しかった―――というか、「大丈夫かな〜」という適度な緊迫感で盛り上がりました ^_^;) ちなみに「ヴィジュアル系第二弾」は「ああ忙し」だそうな。…たしかに。
この日はゲスト様に絡んだトークが多かったためか、いつもよりMCの時間が長かったようです。れいちさんのインタビューコーナーで大石さんのおっしゃった、「この世知辛い国にこんなバンドが」というせりふは言いえて妙と思いました。大石さんはとても色っぽい歌い方をされる方。河井さんは伸びのある聞き分けやすい声で、主旋律をうたわれるときなどお声の威力を発揮されていました。
「冬しか演奏できない曲」2曲のあとは告知とメンバー紹介。皆様しばらくの間お仕事しまくりでいらしたようで、CDの告知やらライブの告知やらがたくさんありました。珍しく上野さんの予定が明確に打ち出されていまして、この次の週に2枚同時発売。このあたりのトークは舞台裏の雑談調なのかなと、いつもは決して多弁ではない皆様の発言を聞きながら思いました。そういえば、地雷撲滅キャンペーンのCDは、無事に第1回の寄付を行うことができたそうです。
本編最後を締めたのが河井さんの曲だったのは意外。皆様中央に集まってのアカペラでした。あの曲の多重コーラスワークを、生のこの面子で聴くという贅沢中の贅沢を味わうことができて、本当に本当にほんっとうに至福でございました。いつ死んでも悔いなし〜。しかもアンコールに応えての曲は、用意していなかったそうで、昭乃さんをたたえて「風の子」再演。いやもう、万歳三唱というか…。
大きな声で言っちゃいますが、「もっとやってくださーいっ!」年に1回ペースで落ち着いちゃいそうで大変怖い。この心地よさ、もはや麻薬。