SIBUYA La.mama 20th ANNIVERSARY 「ROOTS-246」ヨタロウ Presents 「BogusNights つゆのあとさき」

02/06/12(Wed) 渋谷La.mama Open18:45 Start19:20 End22:30
出演:ヨタロウ with メトローマンスホテル
HONZI(Vi),Alan Patton(Aco,Clarinet),ホールズ(三線,G),斎藤トオル(Pf,Mandrin),岩原智(Tuba),川口義之(Per,Sax)
ゲスト:ケチカ・ブラスカ(Alan+小松原未衣(Vi)),上野洋子(Vo,Pf,Aco,etc.),Memi(Vo),エミ・エレオノーラ(Vo,Pf),黒田牧子,木村りんたろう(?)(アイリッシュハープ)



曲目

Memi
  1. 心を閉ざしたまま
  2. ここを過ぎて悲しみの街
  3. 明日は踊ろうよ

ライブ本編第一部(19:50〜)
  1. AU(?)
  2. きくじゃまるのうた(?)
  3. アコーディオン
  4. (? 歌詞に「ちゃんとしろ〜」と入る歌)
  5. ライオン伯爵
  6. ハイデルリッヒ卿の歌

ライブ本編第二部(20:55〜)
  1. 島の人
  2. てぃんさぐの花
  3. アランの散歩道 雪の日
  4. ナビゲート
  5. 君なき世界
  6. 静心
  7. 午前6時のミルクマン(?)
  8. 散骨の歌
  9. 薔薇より赤い心臓の歌

アンコール

  1. (ケチカ・ブラスカ)
  2. 愚かなる者に降る雨は(?)



アンコール2

  1. 綺麗
  2. ダディオールタイム(?)

 曲数は合ってると思うんですが、タイトルや人名に偽り有り。耳コピーで記述して、帰宅後さて清書しようとネットワークで検索をかけても一件もヒットせず。どうもひらがな自体間違っているようなので開き直ります。不明・曖昧な箇所はハテナマークつき。

 La.mamaの記念イベント的ライブの一環。楽屋から舞台への出入りは客席をとおるのですが、かなりの混みようだったので、ミュージシャンの方は観客の間を縫うように歩いていました。斉藤トオルさんがプロデュースされているメミさんのオープニングアクトの後本編へ。まずヨタロウさんがヴォーカルで4曲。実は初めて聞きます ^_^;) 見た目から創造していたのに反して(失礼)よくとおる、どこか癖のある歌声でした。ほぼ1曲ごとにMCが入りました。

 5曲目でゲストのエミ・エレオノーラさんが登場。編みタイツの脚線美を惜しげなくさらした刺激的な衣装でした。「ライオン伯爵」はピアノの弾き語りで、朗読と歌の境界上にあるような曲。10分近くかかりましたが飽きさせません。拍手の中エミさんが壇を降りると、ヨタロウさんとメトローマンスホテルの皆さんが戻り、2曲演奏して前半終了。

 10分休みの後後半戦。最初はホールズさんがお一人で三線を用いて「島の人」。沖縄地方のゆったりとしたメロディが響く中、ケチカ・ブラスカのアランさんが途中から加わり、お二人で続けて「てぃんさぐの花」。さらにアランさんが散歩している途中で作るという、インプロ的な曲「アランの散歩道(雪の日)」で、ゲストの皆さんとヨタロウさん、メトローマンスホテルの皆さんが戻られました。4曲目まではMCなし。アランさんは楽器を抱えてミュージシャンの間を練り歩き、各人のところで短いセッションを楽しんでいました。

 後半6曲目で上野さんが登場し、ほかの皆様がいったんステージを降りました。今年1月に出た上野さんのCDに、ヨタロウさんが詞を提供されているので、やるだろうと思っていましたらそれでした。ピアノの前に陣取る上野さんに客席がどよめきます。「人前でピアノ弾くの久しぶりで」とつぶやき、「静心」。前半は手元に気を取られいたのか、時々ミスタッチをするピアノに引きずられるような感じの歌でした。けれど途中長い間奏をこなすと吹っ切れたらしく、後半は危なげない演奏で、綺麗に弾き語りになっていました。

 拍手の中メンバーの皆様が戻り、上野さんは舞台中央左より、ヨタロウさんの隣に陣取りました。続く2曲ではヨタロウさんがヴォーカル、上野さんはコーラスとタンバリン担当。メトロファルスのライブアルバムが近く発売予定で、これに上野さんが歌っているテイクが入っているとの話題に客席がわきます。しかし「そういえば許可とってなかったね」とヨタロウさん。「今はじめて言った」おーい。上野さんはちょっと顔をしかめつつ「良いですよ別に」。確かにこの状況でだめとは言えんでしょう ^_^;) 次の曲では上野さんはスプーンでパーカッション。本編最後の曲ではコーラスで華を添えました。

 アンコール1曲目はケチカ・ブラスカのお二人の独壇場。お二人とも楽器で遊んでいるのではないかというくらい、舞台の前を歩いたりしながらの楽しそうなセッションでした。アンコール3曲目で全員が登場。La.mamaのステージが狭くなります。上野さんはたいこによるパーカッション。ヨタロウさんの名残惜しそうな声が響く中、にぎやかな夜は幕を閉じました。

 どことなくインプロの趣のある、とても遊び心あふれるステージング。長く音楽をやってきた人たちの貫禄と親しみやすさが余すところなく発揮されていたと思います。




[上野洋子] [音楽のページ] [ことのはのもり]