ことのはのもり
昔の日記
旅のこと

旅行の目的:コンサート(秋田県鹿角にて) 一人旅
2006年10月20日(Fri)
往路
JR高崎駅23:20→(寝台特急あけぼの号)→JR大館駅8:35(21日朝着) 秋田・大館フリーきっぷ27600円

 本来の旅行は翌日からでしたが、秋田で午前中十和田湖に行きたかったので寝台車利用。
 ちょっと混乱したのが切符。寝台車に乗ったのは高崎からでしたが、大宮〜川口起点のフリー切符を利用したため、地元熊谷から出発するには大宮までの乗車券が必要だったのでした。定期があったので楽勝でしたが。
車中泊(あけぼの号B寝台ソロ)
泊まった寝台席。
背が余り高くなくて良かったと思った…。
2006年10月21日(Sat)
朝食:駅弁
食べたお弁当。きのこメインの炊き込みご飯。
秋田駅で、停車時間の間にホームで買いました。
十和田湖
JR大館駅8:42→(JR花輪線)JR十和田南駅9:20 運賃570円
JR十和田南駅9:50→(秋北バス)→十和田湖バスターミナル10:55 運賃1130円

 大館駅ではあけぼのの向かいのホームに花輪線の電車が待機していました。ここから先はフリー切符の範囲外なので、車中で清算。途中無人駅がいくつかあり、停車すると車掌さんがホームに降りて検札していました。
 紅葉を求めて十和田湖へ。コンサートの時間があるため1時間程度しかいられませんでしたが、十分でした。寒冷前線通過中、八幡平方面では霜が降りたくらい寒かったの〜。
 休屋から乙女の像近辺まで往復。
休屋近辺から対岸。紅葉は鮮やかでした(写真だとわかりづらい…)
御前ヶ浜。にぎわってました。
乙女の像。十和田湖の基本。
湖面。波が結構立っている。
 お昼を食べてふたたびバスターミナルへ。薄荷峠通過中、車窓から見る紅葉も見事でした。
昼食:十和田湖畔のお土産屋さん
ひめますのフライ定食。
だいぶ脂っこい上ボリュームがあるので、小食な人には向きません。
付け合せの煮魚が美味。
コンサート→宿へ
十和田湖バスターミナル12:20→(秋北バス)→JR鹿角花輪駅13:40 運賃1320円
JR鹿角花輪駅18:24→(JR花輪線)→JR湯瀬温泉駅18:37 運賃200円

 鹿角花輪駅近く、MITプラザにてコンサート。
 コンサート終了後湯瀬温泉へ。駅からはホテルの送迎バスで移動。
湯瀬温泉・湯瀬ホテル泊(予約:旅の窓口)
夕食:ホテル(バイキング)
ホテルの部屋。
温泉宿なのに珍しくシングルルームのある大きいお宿。
大浴場も広々としていて、朝5時に行っても人がたくさん。
展望風呂もありますが、そちらは行きませんでした。
宿に到着したのは19時前でしたが、19時30分以降でも夕食が間に合いました。
和洋中取り混ぜたバイキング。
2006年10月22日(Sun)
朝食:ホテル(バイキング)
湯瀬渓谷
湯瀬ホテル08:20→(徒歩)→湯瀬渓谷→(徒歩)→JR八幡平駅09:40

 湯瀬温泉から八幡平駅に行くJRとバスの乗り継ぎがとても悪かったので、歩いて移動することにしました。
 湯瀬ホテルの目の前に、湯瀬渓谷の遊歩道入り口があります。遊歩道自体の長さは4.6キロ、端から端まで大体100分とのこと。八幡平駅側の遊歩道出口から駅までどれくらいかかるかわからなかったので(大雑把な地図しかなかった)、ちょっと早めに宿を出ました。
 湯瀬渓谷はところどころ護岸工事や河床整備がされていて、自然そのままではありません。途中国道を横切るときや分かれ道などは、特に方向指示板などがないため、道がわかりづらくてちょっとまごつきました。ですが紅葉は大変美しく、快適な散歩コースでした。湯瀬ホテル側から八幡平側への道は大体下り坂で、アップダウンは少なめです。1時間20分歩いて、観光のご夫婦連れお二人並びに釣りの人お一人以外とまったくすれ違いませんでした。
最初のつり橋の手前から上流側。このさらに手前に釣り人がいました。
同じつり橋の上から下流側。紅葉が綺麗。
姫小松。向かい側の岩の上に松の木が生えていますが、よく見ないとどれがどれだかわかりません。
遊歩道から見える遠景。この日は曇りでしたが、たまに日が差すと紅葉が鮮やかでした。
獅子淵。岩の下を水が流れていて壮観。
天狗橋から下流側。天狗が一夜でかけた橋だという伝説がある割に、欄干に「平成〜年」というプレートが貼ってあった。
 遊歩道出口から八幡平駅までは道なりで10分ほどでした。あせって歩いていたのでちょっと拍子抜け。八幡平駅側の湯瀬渓谷入り口は、標識が地味でわかりにくそうです。
八幡平
八幡平駅10:20→(秋北バス)→八幡平頂上11:30 運賃1160円

 アスピーテライン入り口にあった温度表示は11度。「今日はあったかいわねー」なんぞという声が聞こえましたので、昨日は相当寒かったと思われます。
 バスが到着、まずレストハウスのコインロッカーに余計な荷物を放り込みました。バスは半分以上座席が空いていましたが、マイカーの人や別ルートの登山の人が多かったようで、レストハウスはたいそう混みあっていました。
 国道を横切る歩道トンネルをくぐるとすぐに登山道が現れます。全ての分岐に分かりやすく現在位置と方向指示板があったので助かりました。バス停から上がって最初の分岐点で左手側を選び、昔は火口だったという鏡沼とめがね沼を右手に見つつ登山(といっても傾斜はゆるやか)。降りてこられる人が皆さん挨拶しながら道を譲ってくださるので、一人で歩いているこちらは少々緊張…。よく見ると特に掲示のない沼や池がぽつぽつと枯草の中に見えます。八幡平山頂はもともと木が多くて見通しが悪いようで、見事に落葉していましたが、かえって眺望は良くなっていたようです。
 頂上から下って、ガマ沼と八幡沼の分岐点。展望デッキがあり、団体旅行のお客さんがたくさん。ここから八幡沼の方向に降りる分岐の道で座ってお弁当を広げている人が多数。八幡平頂上の湿原は保護区域で、木道から外に出て歩いてはいけないのですが、このあたりは木道が広く、座れる箇所が多かったためと思われます。
 レストハウス稜雲荘を過ぎると、風景が見事に平たい。冬枯れの湿原の金色が一気に広がります。紅葉がなくとも充分美しかった。
 だらだら歩いて源太森展望所へ向かうと、途中で木道が途切れて、ぬかるんだ道になりました。この手前に植生再建エリアが点在していましたが、ここから湿原を外れた様子。展望所までは人がつけたと思しき足場の悪い道を登ります。てっぺんでお弁当を広げている方がいらっしゃいましたが、多分10人くらいで満杯になる広さ。眺めは八幡平山頂よりずっと広く、360度見渡せました。
 まただらだら歩いてレストハウスへ。都合2時間半歩きつづけたことになります。冷えた体にカレーはむちゃくちゃ美味しかった…。
八幡平山頂の案内板。来た記念。
八幡平山頂の標識。残念ながらこの近辺は、眺望が余りよくありませんです。
ガマ沼側の展望デッキからの望む八幡沼。ガマ沼は逆光で上手く映らないのであきらめました。
展望デッキから望む八幡沼。
冬枯れの湿原。広くて綺麗だった…。
源太森展望所より八幡沼を望む。沼が遠い〜。
また路線バスに乗って帰路へ。
昼食:八幡平頂上レストハウス
源太カレーなるカレーを食す。
レストランは余り席数がありませんが、食券を買って1分で食事が出てくるすばやさ。
帰路
八幡平頂上15:00→(秋北バス)→田沢湖駅17:20 運賃1990円
田沢湖駅17:26→(秋田新幹線)→大宮駅20:10 フリーきっぷ料金内

 玉川温泉近辺で車窓から見える紅葉が恐ろしく見事でした。まさに錦の衣。八幡平から標高が下がるにつれて、季節が晩秋から初秋へ戻って行くのが良くわかります。(八幡平頂上と田沢湖の標高差は約1000メートル)
 バスは道路状況如何で遅れるため、指定席は駅についてから買いましたが、この日は仙台以降の指定席が完売。仙台まで指定を取り、大宮までは立ちました。

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