賈鵬芳 大地の詩〜FAOテレフードチャリティーコンサート

01/10/17 横浜みなとみらい大ホール Open18:30 Start19:00 End21:20
出演:賈鵬芳(二胡)、西本梨江(Pf)、周ルー(王へんに路)(揚琴)、四家卯大(Cello)、梯郁夫(Per)、浜美枝(語り)



曲目(以下、当日配布されたプログラムより転載)

第一部

I 春をテーマに〜いのちの芽生え

  1. 風の子守唄(服部克久 作曲)
    •  中国の西方に旅行した際に世界各地の風の匂いの違いに触発され、氏の感じた中国シルクロードの風の匂いを記すものとして、この曲が生まれた。
  2. 花(嘉納昌吉 作曲)
    •  幾多の困難のなかにも人それぞれの花を咲かせるという人間への愛情に満ちた歌詞とアジアと西洋音楽が融和したメロディーで、ロングヒットとなった。
  3. 賽馬(黄海懐 作曲)
    •  有名な二胡の独唱曲。モンゴルの草原で行われる草競馬の様子を、活き活きと描いている。

II 夏をテーマに〜水と風と光と

  1. 水の精・花火(ドビュッシー作曲)
    •  (水の精)水の美しいきらめきと流れが、魅惑的な響きと気まぐれで動的なリズムで表現されている。水の精への幻想を抱かせる曲。
    •  (花火)パリ祭の夜を彩る華やかな火の饗宴。打ち上げられる花火が、多彩な技法を駆使して描かれていく。<ラ・マルセイエーズ>の聞こえるエピローグの後には、闇だけが残る。
  2. 睡蓮(賈鵬芳 作曲)
    •  北京の夏の朝、まだ朝露が残る公園の道を歩き、湖のほとりまで来ると、さざなみに揺れる睡蓮が霧から浮かび上がるように咲いていた。その清潔な美しさを、夏が巡ってくることごとに思い出す、その気持ちを写し取った曲。
  3. 島唄
    •  ロックバンド「ザ・ブーム」による大ヒット曲。沖縄出身ではない彼らが作ったこの曲は、新しい島唄として沖縄の人々に受け入れられて、根付き始めている。
  4. 陜北抒懐(陳耀星 作曲)
    •  陜北地方は中国の北西部黄土高原のまっただ中にあたり、自然条件が厳しい為、昔から極貧の生活を強いられてきた。その中で生まれた慷慨激越といわれる、陜北地方特有の曲調によって、そこに生きる民の叫びが切々と胸を打つ。

第二部

III 秋をテーマに〜豊作の時を迎えて

  1. 自然といのちへのメッセージ(語り:浜美枝さん)
  2. 地球白書(羽毛田丈史 作曲)
    •  地球の環境問題の最前線を鋭く描いたNHK・BBC共同制作のドキュメンタリー「地球白書」のテーマ音楽。スケールの大きい雄大な曲。
  3. 赤とんぼ(三木露風 作詩・山田耕作 作曲)
  4. 瑤族舞曲(羅忠鎔 作曲)
    •  雲南地方に住む瑤族は歌や踊りを好み、豊作を祝う村の祭りには老若男女が歌い踊り、楽しく過ごす。そんな情景が目に浮かぶにぎやかな曲。

IV フィナーレ

  1. シルクロード(喜太郎 作曲)
    •  テレビ番組「シルクロード」のテーマ音楽。シンプルなメロディーながら、ゆったりとした遥かな大地を感じさせる曲。
  2. 自由の大地(服部克久 作曲)
    •  TBS系テレビ番組「新世界紀行」のテーマ音楽。「生きることって何だろう、人間って何だろう」そんなメッセージがこめられている。

アンコール

  1. 上を向いて歩こう



[音楽系日記のページ] [音楽のページ] [ことのはのもり]