ZABADAK+小峰公子

00/10/28 渋谷Egg-man Open??:?? Start19:10
出演:吉良知彦(Vo,G)、小峰公子(Vo,Aco)、佐藤正治(Per)、内田Ken太郎(B)、La Campagnie "A-n"(Performance, 三線)



曲目

  1. 双子の星
  2. 遠い音楽
    • MC
  3. 星の約束
    • MC
  4. 光の庭で
    • MC
  5. Willow
    • MC
  6. 雨の日のピアノ
    • MC
  7. エニシダ
    • MC
  8. Throw to me
  9. 7月の雪
    • MC
  10. Poland
    • MC
  11. オハイオ州殺人事件
    • MC
  12. マーブルスカイ
  13. 夜毎神話がたどり着くところ
  14. DEIR PAIDER
    • MC
  15. アベマリア
    • MC
  16. 夏至南風
  17. 星ぬ浜
  18. わにのゆめ
    • MC
  19. Tears
  20. Easy Going

アンコール

  1. 収穫祭
  2. 小さい宇宙



 渋谷Egg-manでの2days初日。私はZABADAKのEgg-manライブで椅子に座ったことがほとんどありません。何故と言うに、整理番号が後ろから30番以内と言う状況がとても多いからです。この日も最初から後方壁際をねらって行きました。かろうじて舞台が見渡せる、けれどドリンクをもらう方にはとても邪魔な位置 ^_^;) 毎度ごめんなさい。

 定時から10分ほど遅れて開始。1曲目は公子さんの「双子の星」。とても声が朗々と響きました。佐藤さんはドラムセットではなくパーカッションで、アコースティックな印象の編成。続く「遠い音楽」もギターによるメロディラインが主体で、しっとりとした滑り出し。慣れた会場と親しいメンバーで観客との距離も近かったためか、大変リラックスした雰囲気です。なんと佐藤さんと内田さんは沖縄のお酒を飲みながら演奏なさってました(泡盛? でいいのかな、お酒の名前)。リハの前からずっと飲んでて公子さんに怒られてらしたそうです ^_^;) 大丈夫かいな、と思ってたら、やっぱりさっそくやらかしました。3曲目。イントロで曲がわかって、あらちょっと早いアレンジだわと思ってたら、佐藤さんのテンポが速かったようで吉良さんがストップをかけました。リスタートは通常ペースでしたが、歌詞を聞いてやっぱりあれ?? 終了後吉良さんが「ちょっと作詩しちゃった」… ^_^;) 内田さんが「許す!」と一言。なごやかです。「光の庭で」は気を取り直してしっかりと。

 続いて佐藤さんの曲です。これは公子さんに歌ってほしかったと佐藤さん。「ありがとう」と公子さんが返すと、なんと「二人で逃げよう」と… ^_^;) 吉良さんの目の前で口説きなさんな ^_^;) ちょっと難しい印象の曲。前日あった佐藤さんのライブではちょっとひっかかったそうで、「あれはリハだった」とのこと。いいのか。

 続いてはkarakコーナー。佐藤さんは公子さんではなく、吉良さんと二人で逃げてしまいました ^_^;) 「雨の日のピアノ」。ベースだけの伴奏だとこんなに印象が変わるもんでしょうか。声のハイトーンとベースの低音の対比が重厚で良かったです。次のMCで戻って来た吉良さんも「がっちりつかんだ感じだね」と誉めてらっしゃいました。「エニシダ」からは再度4人で。公子さんはアコーディオン担当。

 ZABADAKコーナーに戻り、「Poland」ではまたしても笛隊が登場。舞台と近い距離で演奏しているとますます一体感が生まれるんじゃないかと思います。見てる方は楽しい。「オハイオ」では佐藤さんが挿入ナレーション(妖しいやつ)担当。MCではフランスの音楽祭に参加する話題が披露されました。続けて定番の「マーブルスカイ」、吉良さんの演奏も熱が入り、更に「よごしん」と「DEIR PAIDER」が途切れず続けて演奏されました。佐藤さんの右手側の小さい太鼓がリズムキープしていた「DEIR〜」、段々とアップテンポになっていきます。「星の約束」と違って今度は全員最後までのりきりました。くるくる回るダンスのような1曲。迫力。

 ラ・カンパニー・アンの皆様が沖縄三線を抱えて登場。11月の公演で、唯一ざばではない曲を使うと言うことで、その曲「アヴェ・マリア」を短いバージョンで(一番だけ?)演奏してくださいました。ほんとは演奏曲は内緒だったみたいですが、吉良さんがばらしてしまった ^_^;) 三線のアヴェ・マリアは、西洋楽器で聞きなれている耳には新鮮でした。次のMCでは新曲の自宅録音のお話が。「夏至南風」は自主制作盤でこの日売っていました。買いましたともさ。手のひらサイズのパッケージのシングルCDで、うっかりしてると割りそうです。「星ぬ浜」では明樹さんがダンスを披露。私の位置からだと人の頭が邪魔で、隙間を行き交ってるようにしか見えませんでした ^_^;) 残念。

 アンの皆様が退場され、いよいよ終盤戦。ここらへんで佐藤さんのお酒が終わってしまったらしく、内田さんにわけてもらってたり ^_^;) その為か「わに」から「Tears」へ、どんどんアップテンポになっていきます。手拍子が拍車をかけるのかその逆か。「Tears」ではすこしゆっくりに戻りましたが、「Easy Going」に至ったら止まりゃしない。ライブハウスだと空間がエネルギーで満ちている感じで、終わっても余韻は冷めません。

 アンコールの「収穫祭」でアンの皆様が戻り、「Easy Going」に負けない手拍子足拍子の客席と共に大盛り上がりでした。もう人の隙間すらなかったので、明樹さんのダンスは会場の柱についているモニターで見ました(至近距離なのに!)。拍手と呼吸が納まるのを待って、吉良さんが御一人で静かに「小さい宇宙」を歌い上げて幕。とても密度の濃い、これで明日もできるのか〜という全力疾走感のあるライブでした。




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