「新メンバーお披露目」とのことで、遊びに行ってまいりました。ZABADAKにしては狭い会場です。開場前の列は結構な長蛇で、ぴあのチケットとStar Pine's Cafeのチケットが入り交じって少々混乱していたようです。2階の私がいつも愛用している席はすべて「御招待席」でちょっとがっかり。2階横席に行ったのですが、隣席の御仁がちょいと外れで ^_^;) びしばし人間蝕。でも一応他に障害物がないので、まあ楽といえば楽でした。おまけに開演前に斎藤ネコさん(この日はお客)が至近距離をとおって行かれたのでラッキー。
林邦宏氏のオープニングアクトの後、8時ごろZABADAKの演奏スタート。吉良さんはこの日少々緊張気味―――だったためかどうかはわかりませんが、おおっぴらなミスが何回かありました。よりによって「Psi-trailing」と「Hervest Rain」で間違わんでも良いと思う。しかし下手にごまかそうとせず、正直に謝ってリスタートするあたり良い度胸。さすがです(注:誉めている)。「Psi-trailing」の後、公子さん・KYOKOさんが登場するときに「緊張が伝染して〜」とおっしゃっていたのが笑えました。
この日は新曲4曲。「パルケ・エスパーニャ」はバイオリンがのりまくったインストで、タイトルそのまんまです。「川踊り」…素直にリバーダンスと言わんかな、のインスト。「風の時間」は何故か「風の図鑑」と思ってました私。残り一曲はタイトル不明で、ブズーキを使ったヴォーカル付きの曲です。歌詞に「銀の翼で〜」と言うところがあり、そこが妙に印象に残ってます。
「妖精たちの組曲」はKYOKOさん作曲のインストです。KYOKOさんのライブでは、こんな風な即興風の曲が良く聞けますが、これだけ雑多な楽器を使っての曲は普段ないので新鮮でした。KYOKOさんらしいなと思ったのですが、それでもZABADAKらしく聞こえるあたり、やっぱり各人の個性の賜物でしょうか。それと「Goodbye Earth」では、KYOKOさんがメインヴォーカルでした。これもまた新鮮。
オハイオから後はもう定番ノリノリ曲のリレーですね。Star Pine's Cafeは今回椅子並びがぎちぎちでしたが、多分椅子と椅子の隙間がもう15センチあれば皆さん立って踊ってらしたんではと思います。
「双子の星」や「光の庭で」など、公子さんが歌うとやはりがらりと印象が変わります。アンコールは結構しっとりした曲でまとめ。余韻冷め遣らぬ中、最後に根性でアンコールがかかったおかげで、「ネタぎれ」とおっしゃいながらも吉良さんが挨拶に出てくださいました。おかげで幸せな気分で家路につけましたです。