WJ封神演義感想 14巻







1999/02/07
WJ10号
第124回 十絶陣の戦い・「寒氷陣」・ニューロマンティック

 …やはり考えが甘かったのね…。あっさりしすぎ、なんて先週言ってましたが、こういう「強敵」はなしにしてほしいところです。虫! またしても虫虫虫虫ーっ! 天祥くんは、天祥くんだけは戦いに巻き込まれてほしくなかったのにいいいい。何匹虫飼ってんのよ王天君っ! しかも相手に知られずひっそりと、しかし確実にちょっかいかけてるあたり、省エネの策士…うううう、早く対処法を考えてくれ雲中子。しっかり美人三姉妹と呼んでるあたり律義なパパ。「親父に捕まれ」って…どういう移動法なの? 十天君残りあと7人、ディスプレイ使用会議…王天君、理由がわかってるならもっとはっきり言ってあげなさいよ。みんなが君くらい姑息に(この場合賢くと言うべきなんでしょうね)戦えば、崑崙なんてひとひねりだろーに。

 あれ(おとーさん封神…)からもう二日も経ってるんですね。太公望専用黄巾力士…やっぱり家庭内害虫。普賢さん、あなたのその余裕の源を教えてください。この服はどうがんばっても肩からずり落ちそうな気がする…。メーデーってこういう時に使うんだっけ? 電話回線がQ2状態ですね。蝉玉ちゃん怒ってますが、まあ仕方ないということで。「そなたに見栄を張ってもしかたがない」のあたり、なかよしさんです。「落ち着いて」…だからその冷静さの源を教えてください〜。まあ後年知恵の菩薩になる方だから…。「子供の頃と変わらないね」ひょっとしてここらへんがニューロマンティック? ^_^;) 二人とも外見はお子様なのにねえ。

 なんで太公望チームだけ二人なんだろう(葦護が来るって決まったのは後からだから)と思ってたんですが、師叔とスープーくんがワンセットだからなんですね。食事で喧嘩する二人、そしてあっさり罠にはまる…知謀も食欲の前には形無しですね。虎穴にいらずんば虎児を得ず、じゃないですねこの場合。「やっぱり罠だったのか」わかってたなら先に言ってよその2。「仕方ないね」…そうか仕方ないのか。やっぱりさりげに怖いわこの人…。お花の中で微笑む姿すらメルヘンに見えないのは何故〜。

 そして毛玉…ムックと思うのはお約束のようです。見た目は好きだ。うん。でもそんなに単純な攻撃しちゃいけなくってよ。ほーら普賢さんが本性を…現さなくても充分強そうだな。「争いは好きじゃないけど」こういうことを言う人は古来最強だ。この際楽しときましょう師叔!



1999/01/29
WJ9号
第123回 十絶陣の戦い・「風吼陣」・虫

 巻頭カラー、黄家のファンにはたまらないページでしたね〜。個人的に「太乙と玉鼎さまと発ちゃんと竜吉さまのカラーはいつやねん」状態なのですが、武成王と天化くんがらしくてかわいかったのでにじゅうまる。お父さんに抱き着く天祥くんもナイス。

 で、今回の感想…「無事で良かったね〜」だけになっちゃうんですが。十天君っつってもピンキリなのねー。楊ゼンや玉鼎さまはびんぼーくじだったのねー。…いや、黄家の皆様でなければこうまであっさりといかなかったか。それに天化くんにしてみたらあっさりじゃないですねえ…。

 親子を追いかけて風吼陣にはまる妖怪仙人の皆様…雉も鳴かずば撃たれまいに。陣の中を泳いでいく親子、途中で見つけた柱にストップ。そのまま突っ込んで切られてしまう妖怪さんたち。うんうん、罠って先にはまってくれる人がいるから避けられるのよね。でもこの刻まれ方やだ…。この陣の中って重力弱いですねえ絶対。

 あ、天祥くんって虫好きなんだね? しかしあんなでかい虫がいたら怖いぞ。みーんみーんとか言ってるけど手はカマキリっぽい。そしてざくざく上っていく天化くん。「親父がバカみてえにでけえから…」。「ばかでかい」とはまた違います確かに。「親に向かってバカとはなんだバカとは!」って武成王笑えますわ。しかしどうやって天化くんにつかまってるんだろう。背中に張り付く天祥くんかわいいっす〜。

 あとは風力風力風力! ですね。董天君って風を起こす以外の能力ないんですねえ。いや充分立派な能力だけど…そしてふっとばされる黄家の皆様、飛刀復活。この状況下で「生きてたか!?」って武成王すごいですわ。頼もしいです。ちなみに日本国内最大瞬間風速の記録は80メートル行ってないはず。…怖いかも。「乱暴だから大嫌い」…余化は扱いが丁寧そうだったもんねえ。

 黄家の人は、どんな状況下でも最終的に笑いと余裕があるんですね〜。どこに持ってたんだと万人が突っ込みをいれたでありましょう火竜ヒョウが大活躍。「…熱い」董天君、私あなたのこと嫌いじゃありませんわ。そしてあっさりと、あまりにもあっさりと封神…あうう。釈然としない〜。黄家の皆様が無事なのは嬉しいんですが、やっぱり…ふと、王天君とぶつかったのがこちらだったらどんなだったかな〜とか考えてしまいまして。建設的じゃないなあ。でも天化くんの成長っぷりはナイスです! さすがこの親父とあのお母様の息子だわ〜。

 出番がないのが当然だ発ちゃん。来週は、ハシラと予告を信頼するならドドメ・チームの活躍が期待できます。韋護がんばれ! その前に早く出てきて!



1999/01/19
WJ8号
第122回 十絶陣の戦い・「風吼陣」・INTO THE TORNADO

 先週の哀しみはさめやらず…これから先ずっと、一喜百憂しながら読むことになるんだろーなと思いつつ、行きます今週のシャウト。ちなみに私、作者の計算とか思惑とかを極力推測しないようにしながら毎週読んでます。たまに術中にはまってるけどさ。

 表紙の竜吉様…おおっ新しい服! 生足! そろえた膝の上にそろえた手、もの問いたげに見上げるまなざし、完璧! 完璧に美人! そしてあおりが「待っておるぞ―――太公望―――」 竜吉様×師叔っ! ああ今週の封神は終わった…ってちょっと待て、とにかくこの表紙の竜吉様絶品です〜。

 床にも壁にも「治癒」と書かれた部屋。ああっやっぱり楊ゼン回復してない…。プールのようだけれど、これは薬湯でしょうか。なんで元始天尊と白鶴ちゃんまで一緒に入ってるんだろう。そして雲中子、お久しゅう…「興味深い実験体」じゃなくて。「すばらしい」じゃなくて。「ニヤア」じゃなーくーてー。ふっ…この状況下で頼もしい限りだ。今の崑崙で一番余裕があるのはあなたね。楊ゼンの服の襟ってこうやって開くんですねえ。ただのチャックかと思ってた。「精鋭部隊」、そーかくじ引きで決めても精鋭か。ほうほう。でも「降参するまで」って言い方は師叔らしいですね。強くならざるを得ない立場に相応しく強くなっているようです。あんまり背負い込むなよ〜。とにかくここで、多少なりと玉鼎様に言及があったのでちょっとほっとしました。わがままで一途って、そのとおりですね。終わる前に振りかえったらつらくなるだけだしね…。元始天尊…やっぱり、押し付けてるって自覚があるのね!? 何を企んでるんだじじい!

 「正々堂々と戦ってはいかん」そのとおりだ。この時代騎士道も武士道もないぞ! 戦争は一対多数でやるのが大原則だ! ということでAからFの班に分かれて出発です。現段階で十天君中2名様封神、残りは黄家の皆様でひとりと一班につきひとり封神、ラスト王天君を全員または復活した楊ゼンで、ってことになるのかしら。個人的にB班のじじい系ズの活躍に期待〜。それとひょっとして、この普賢さんの背景にある布っぽいのが…韋護なのか? こんなにでかいの?

 お見送りの竜吉様、おお更に新しいお召し物だ! 漂う御髪が麗しいわ〜。このお祈りする竜吉様のお言葉「願わくば…皆無事に帰らんことを…」、もう全国乙女読者の祈りそのものですね。ああ、それにしても何てお美しい横顔…ほうっ(ため息)。

 場所変わりまして金鰲島内部、黄家の皆様。武成王、天化くんの傷のこと知ってたのか…意外。結局ビーナスちゃんたちと馴染んでるあたりさすがです。でもビーナスちゃんっていい女だよなー。いついかなる時でも頼もしいわマドンナちゃん…。追っかけていっちゃいます黄家の皆様、天化くんタバコはちゃんと始末しなさーいっ! 体当たりで封神って、花火より情けないぞ…。3人での戦い、なんか…この状況下でも余裕がありますね。そして風吼陣に落っこちるお三方。ラストのコマの、息子たちを抱える武成王、いつの世も親父は子を思うものですわね…(思考が先週号に戻った)。

 発…もういつ出てくるかなんて考えるのはやめよう。元気でいてくれよ〜。



1999/01/12
WJ7号
第121回 十絶陣の戦い・「紅水陣」・玉鼎真人の魂魄・封神台へ


玉鼎真人の魂魄・封神台へ。

玉鼎真人の魂魄・封神台へ。

玉鼎真人の魂魄・封神台へ。

 いきなりですが、ここで3分間の黙祷を捧げたいと思います。



ありがとうございました。

 ……………………えーと。えーと。えーとー……………………。

 私は現在、深く、そりゃもう深く壊れております。とうとう崑崙側メインキャラ初の封神者が出てしまいました…しかも十二仙…玉鼎様…。

 とにかく悲しくてしかたない。成り行きを土曜日に知ったのにまだ時々魂が抜けるくらい…。なにかもう…うちのサイトの封神演義のページも存亡の危機ですわ ^_^;) だってねえ、これから先、何度こんなしんどい思いをしなきゃならないのかと思うと…。封神は厳密な意味で死ではありませんが(別世界に生まれ変わるわけだから)、一緒に過ごせるはずだった未来が消えたことに変わりはないですから。この未来をこそ悼みます。ともあれ、姫発と竜吉様の行く末が何より心配なので、精神的ダメージが限界を越えないかぎりは閉鎖しませんが。封神計画が終わったら封神台をぶち壊せ楊ゼン。私が許す。で、多分ここのもの書きページ、これから先玉鼎様と楊ゼンの昔話が増えると思う(多分やばい話だと思う人はいないと思うが念のため注:親子のお話だよ)。さもなきゃ楊ゼンが封神台まで行って語らいあう話とかね ^_^;) ああ自虐的だ…。

 以下暴言の嵐。特に聞仲のファンの方読まないで下さいまし〜。

 原作で封神されなかったのにマンガで封神されたキャラは他にもいましたし(馬元くん)、作者が藤崎さんだし、覚悟は一応してましたが…酸で死ぬなー! 強酸では溶けないよ。火傷するんだよ。溶けるのはアルカリだってばよう。ついでに言うと上に布が何重もある場合、布を全部焼いて(酸化して)更に火傷って結構な手間だぞ。あんなに布びらびらの服だったのに。楊ゼンは無傷だってーのに〜。

 ただ、玉鼎様本人にしてみると、そこまで最低すぎる死に方ではなかったかもしれないと思います。とにかく楊ゼンを助けることができましたし、彼を信じてくれるだろう人物がちゃんといて、行く末を頼むこともできたから(この意味で封神演義の有名どころ系キャラの中で一番割に合わない死に方をしたのは伯邑孝あんちゃんだと思う)。笑って封神されました……ほんっとーに弟子が大事だったんですね…(号泣)。でも、王天君をうらむ気には私はなれませんです。戦争ですから。今回の彼は自分の役どころを果たしたに過ぎません。手段と思惑はともあれ、命令を実行しているだけ。確かに金鰲も犠牲者が出ているわけだし、これまで崑崙がわの有力者に犠牲ゼロというほうがそもそも奇跡だから…。いかに玉鼎様といっても、あの「花火」と魂魄ひとつの重みは同じ。でも楊ゼンにしてみりゃたまったもんじゃないよね…。

 でね、私はこれで怒りと哀しみを誰かにぶつけずにいられるほど心が広くないの。で、めぐりめぐって今私の怒りを一身に浴びているのは聞仲です ^_^;) 仙界大戦開戦に関してだけは、この人の責任だと思うからです。自分の正義に忠実なのは良い。でも他人の正義も考えてくれ。戦争がはじまらなきゃここまで死んでないのに! あとは更にめぐって元始天尊。もう何をかいわんやって…。

 最初の3ページの感想(なのか?)でいつもと同じ容量行っちゃった ^_^;) 残りちゃっちゃと行きましょう。…でもどーしてもここで一回ひっかかる。ぼろぼろの姿で、それでも楊ゼンを投げてよこす玉鼎様、お顔が影絵で見えません。「楊ゼンをたのむ…」って最後まで弟子の心配を。そして……魂魄が……(号泣)。この後の王天君がちょっとやな奴ですが、これはもうこの人の性格だと思うとあまり腹が立たない。確かにおあいこったらおあいこだわなあ…。師叔に抱えられた楊ゼン、首筋の模様って…取れるんでしょうね? 天化くんの傷みたく取れなかったらどうしよう。このあとの聞仲…悪役が板についてしまって。あう。「あれ」って何?

 …あっさり帰れたのか〜よかったああああ。崑崙山会議室、おおこれってひょっとしてオールキャラ? なんか元始天尊がいない気がするが、なんで武吉くんまで出てるんだろう。激昂する道徳、対してあくまで冷静な師叔が切実で怖い。蝉玉ちゃん良い子だな〜。やっぱり激昂するみなさまに、師叔が「だめ!」の一言。事情説明、ちょっと緊迫した太乙のとなりで変わらぬ笑顔の普賢さん…やっぱり大物なのか。そしていきなりくじ引き大会。垂れ幕まで下げてガラポンの登場だ。文殊様(だと思う)とポケットモンスターとナタクの3人が1チーム。ハニーと蝉玉ちゃんは一緒…「ずっと一緒よ」「な…何を今さら…」 …ラブラブだねえ…蝉玉ちゃんがナーバスになってる。恐れていた時が近かったりするのか。だああああっ! そしてようやく、少しほっとできるシーンが。ドドメ・チームって、語感がやだなあ。そして道行天尊様、おおポケモンがそうだったか。「頭でっかち」なのか…確かにどっちも体育会系には見えないねえ。そしてPS版封神私の最愛キャラ(殿方の中ではですが)がようやく来る! 韋護! しつけに少々問題ありって、ナタクみたいかな〜楽しみ。

 「ようがす」…いなせだねえビーナスちゃん。そして、今回最大の心配の種。黄家の仙人骨保持者の皆様、とうとう仙人界へ…ってどうしてきのこに行っちゃうのマドンナちゃん! 更にひとつ質問、武成王、なんで末っ子まで連れてくんだよーっ! お子様は置いていけっ!

 …今回本気でシャウト、というよりCryでございました。どうやら私、玉鼎様のことがとっても好きだったらしい…。改めまして、残る皆様の無事と幸いを祈ります。特に楊ゼン、行く末が心配です。でもこういうマンガだってわかってて読み始めたんだから、行けるとこまでついてこうじゃないの。最後に発っちゃん、どこまで行ったらまた会えるんだろう…。



1999/01/04
WJ6号
第120回 十絶陣の戦い・「紅水陣」・血の雨


 こ…こう来たか。痛い痛いいたい〜。すみません前回に引き続き、シャウトがちぎれてます! ひどいです! だって今読み終わったばっかりなんだよう!

 表紙は仲良し親子。ほんとーに玉鼎さま、楊ゼンのこと大事に育ててたんですねえ…ほのぼの。次ページ、邪悪なヤツが目印って…じゃあ13巻の表紙って、竜吉さまや十二仙じゃないのね〜。

 結局玉鼎さまと楊ゼンの救出に行っちゃう師叔。だろーなと思ったけど。しぶしぶついてっちゃう蝉玉ちゃんとスープーくん、良い子だねえ。二人とも自己保身に走れる性格してないのね…。

 親子の再会、人目もはばからず師弟愛全開ばりばりです。ほーら王天君が怒った…というか呆れたのか。血液が宝貝とかいうと、そのうち出血多量で死にそうだ。支払いがこれって…えぐいよう。斬仙剣を振り回す玉鼎さま、「バカやろうはおまえだよ」とか言われてる…えーん。しかしずいぶんPH小さそうな血だわ。たしかにあなたは格闘するタイプじゃないねえ王天君。そして血の雨にうたれてしまう玉鼎さま。それでも楊ゼンをかばい倒すあたり根性だ。楊ゼンのやけどを見て決心、立ち上がった段階で髪が髪が髪があああっ。靴もぼろけるマントもちぎれる、えーい自分で歩け楊ゼン! って無理なのわかってるけどっ! 「いい子だ」じゃないよ王天君! 出口まで近そうにみえるのに〜。形相すさまじい玉鼎さま、袖が取れちゃってます…置いてけって言って置いてく師匠じゃないでしょーが楊ゼン。思い出話モード突入のパパ、く、靴が…。裸足だよもう。「大きくなったな 楊ゼン」…今回これに尽きるって言って良い?

 で、一応目的地にたどりついた師叔後一行様………………ここで切るかいっ! ハシラ「玉鼎真人の魂魄、封神台へ!?」 予告「絶望的「姿」とは!?」 次ページの特集「十二仙初の犠牲者が!?」 「王天君の策にはまる結果に…果たして…。」 …………………………あおってんじゃないよーっ! あーまた一週間落ち着かないわこりゃ…。

 で、今週も出番のない発っちゃん。平和が一番だようんうん。



1998/12/23
WJ4・5合併号
第119回 十絶陣の戦い・「紅水陣」・理解不理解


 いつもであれば、感想文を書くときは頭が冷えているのですが…今回駄目! 「書く」というある程度頭が冷えなきゃ遂行できないことを延々やってても、読み返すたびに沸騰し直すんだから救いようがない! ということでいつもにも増して擬音・感嘆詞の多い文ですが、一旦ページに足を踏み入れたからにはお付き合いくださいね…ふふふふふふふふ。

 うひゃあ、表紙の楊ゼンが現代人〜。髪が伸びてます。立ち姿のバランスが絶妙でナイスだがもうちょい短くしてくれ…結びたくなる。

 魂魄が飛びました。トリッキーとかメルヘンとか、なんだか玉鼎さまが言うと面白い…。そして元に戻る人形たち。ぐわしっ対田舎じゃんけんの労いあい…。スープーくん、3人乗るとさすがに重そうです。

 十天君残りの皆様で御相談。聞仲、絶対過労だ…隈がくっきりと…。さて真打(な気がする)王天君が参ります。

 「おぬし十天君を見たこともないのか?」って言ったって師叔、最初のカピバラはぬいぐるみだってば。知ってたってわからないよ〜。いや、うかつだったのは確かだが。リンチしてたのにって…復帰早々リズミカル・ダンサブルな足取りの蝉玉ちゃん、それでも解説要員の勤めは果たします。いきなりスクリーン大写しで王天君登場。今度は「大将」か(師叔のことだよね?)。「不健康そうな子供」…こ、子供だったの? 不健康そうだってのは大賛成。ワープ装置をみてはしゃぐ蝉玉ちゃんとスープーくん、気が合っててかわいいです。

 玉鼎さま、ぱぱモード全開。封神演義全編とおして、一ページ丸々一人の台詞、しかもあんなに長かったのってなかったような。寡黙な人だと思ってたけど、話すときには話すのね〜。…にしても、「私にはわかる」!「あの子」! うきゃあああぱぱだぱぱだほんとにぱぱだ〜。それでこの椅子にちょこなんと座っているおちびさんの楊ゼンがかわいいったらないんですわもう。呂望くんより若いよね。それにしても、なんで楊ゼンが元の姿になってる(orなった)って玉鼎さまにわかったのかな? 楊ゼンの妖気とかを察知できるのかしら。

 何にせよ出自・能力にとらわれずに心を思いやってくれる人間がそばにいるのはとてつもなく幸いなこと。だから楊ゼンは、妖怪仙人出身でもあの天才くんの性格になれたのでしょう。以前のシャウトで書いた覚えがあるけど、育てたのがこの人でよかったなあほんとに。元始天尊の人選ナイス。(あーやっとこのじじいを誉められた…)玉鼎さまの申し出を聞き入れる師叔、これまた楊ゼンへの信頼全開です。「ありがとう太公望!」うんうんうん。過保護にしすぎるとのことですが、太乙と玉鼎さまではちょっと質が違うと思うんだが…。

 先に崑崙へって…そんなに素直に帰れるのか? すんごく不安だ〜。

 …このワープ装置、もうちょっと形がなんとかならなかったのかな? 何故うちわ…。玉鼎さまが乗ると笑いがひとしお。で、玉鼎さまが走る! 行って楊ゼンがいなかったらどうすんだ、とか思ってましたが、きっちり落ちてました。ちゃんと賞品を用意しておくとは、意外に律義だなあ王天君。人目もはばからず父性愛発揮の玉鼎さま、「がんばったなポンポン…楊ゼンが素直に甘やかされるとは、すごすぎる。あの涙は安堵か、力不足の悔し泣きか、ちょっと判断がつきかねますが。(最初、顔の模様か涙か悩んでしまいました…)でも「返してやるから取りにこい」と言っといて代金を請求するとは、押し売りのおじさんみたいだ…。

 これだけ沸騰できる回だったのに、読了した瞬間思ったのが「ジャンプの予告が当たるなんて…」だったのがちょっと悲しい。で、今回も出番のない発ちゃん。…発〜発発発発発発はーつーっ! うええええん顔を見ないまま年越しなんてえええええ。覚悟はしてたけど悲しいよう。



1998/12/08
WJ2・3合併号
十絶陣の戦い・「化血陣」・神経衰弱


 今回も玉鼎おとーさん活躍号。なんか雪崩をうちながらはまっている全国乙女の喜びの悲鳴が聞こえそうな…。私も乙女っつー年齢はとうの昔に越えてますが、はまりましたわ〜。

 表紙…これ…師叔…? はともかく(気を取り直して)、勝負はトランプでした。まじボケを披露する玉鼎さま。真剣水雀、ナイスです。心配する玉鼎さま、さすがににーちゃんですね〜。おお、師叔がシルクハットを。…なんか服が似合ってるなあ。張天君、いちいち言わんでいいことを…確かに胡散臭いが。打神鞭が見事に使いこなされてますねえ。よくあの目的を果たした上で52枚綺麗に並べられたものです。ここでの師叔の行動と意図を瞬時に見抜いたあたり、玉鼎さまって実はとっても賢い人なのね。切れやすくっても。

 じゃんけんで勝利した師叔が先攻。最初からぱっと当てる彼にびっくりする玉鼎さまがかわいい。「セコいイカサマだがこれはこれですごいのかも…」…というより、ばらけた52枚の配置を瞬時に見て暗記するってのはほんとにすごいと思う。趙公明花を背負うMr.タイコーボー! 最初にスープーくんから元に戻すのはお約束ですが…蝉玉ちゃんも忘れないでね〜頼む〜。

 しかしやっぱりそう上手くは行かない。カードの目を変える! これ以上のイカサマはあるまい! 十絶陣の説明の後負けてしまう師叔。「後は任せたぞ」「安心しろ!」…玉鼎さまはまりどころっ! なんか師弟揃ってほんとーに師叔と信頼しあってますわね〜。自分が人形になっても任せられるって、並大抵の信頼じゃないよ。うんうん。この後の人形師叔、やっぱり左手がないんだな〜とか思っちゃいました…煙で隠れてるだけなのね?

 お遊びタイム終了。おお斬仙剣に鞘がある〜。皮製スナップボタンどめ…。「崑崙で最高の頭脳を持つ大イカサマ師」…すばらしい誉め言葉だ玉鼎さま。「またキレかかっている」そのとーり。でもあなたが悪いわ張天君。あ、こう見ると意外とウエスト細いなあ。再度「安心しろ」…今度は怖いぞ。そして、勝負はすでに終わっているのでした。

 「かわいいイタズラにすぎないよ」…強調どころを間違ってることは認めよう! だけど読んだ瞬間のけぞっちゃったんだからしょーがない! ほんとか玉鼎さま!? ほんとにその程度か!?

 そうか2週間開くのか。次号はまた合併号。年内はあと1回。発ちゃんどころか、天化くんや楊ゼンすら年内出てこない可能性があるっつーことなのね…。このまま年を越すのはちょっと嫌かも〜。



1998/12/01
WJ1号
十絶陣の戦い・「化血陣」・おもちゃの世界(2)


 今回の叫びどころっていったらもうこれしかない! 玉鼎さまーっ!!! 独壇場! 独り舞台! ってわけでもないんだけど(おい)、やー私某石川五右衛門好きでしたし。「またつまらぬものを切ってしまった…」とか、だれか美少女を見ながら「可憐だ」とか言ってほしいかも〜(ああ、若い人にわかりづらいネタを…)

 まず表紙。最近登場した人で、十天君の続きかなーと思ったら土行孫と蝉玉ちゃんのラブラブ…これだけ気を抜いてだっこされて爆睡できるならもうお似合いよね(やけ)。ちゃんとエンゲージリング(マリッジかな?)しちゃってますし。で、めくったページのお人形蝉玉ちゃんったらインパクト…。スープーくんありがとお。さり気に師叔とスープーくんをかばう玉鼎さま。後ろのひらひらが宙に舞ってます。ここでよーやく正体を明かすカピバラ。先週王天君に向かっても同じ言葉づかいしてたから、これが地なんだろーけど…ほんとに金鰲ってアバウトかも。

 次のページ…玉鼎さま! おおすごいぞアクションだ! この服スカートじゃなかったのか〜。マントの下の服の構造がちょっとだけ明らかに…。髪がまた綺麗です。基本的に殿方の長髪が苦手な私ですら感心するくらい。で、あっさり切れるカピバラ…やっぱ本物じゃなかったか。対蝉玉ちゃん仕様だったのね。この後の操り人形の不気味さからして大正解だわ…。そしていきなり剣をフル活動させる玉鼎さま。結構短絡。しかし強いぞ。楊ゼンってこの人より強いのか〜。すごいかも…。にしても、中国の剣って居合い抜きできるのか?

 玉鼎さまを誉めちぎる師叔。しかししっかり罠にはまる。スープーくん、いくら怖いからって元は蝉玉ちゃんなんだから放り出しちゃいけないよ〜。「それでも蝉玉の友人か」って、あなたは友人じゃないのか師叔。確かに押しは弱いぞ四不象! で、口車に負けて応戦することになると。さらに押しに負けて崩し将棋になると…。この時代オセロも将棋もじゃんけんもないけど…まあ気にするなってことで。そして裏で相談する師叔と玉鼎さま。対戦中なんだかんだ言いつつゲームそのものに熱中してしまうスープーくんはかわいいです。

 ようやく頭を使い始める師叔。「なぜわかる」のあたりの玉鼎さまの困り顔が良いです。「コレクションを壊されたくなかったから」…崑崙には壊されたら逆上しそうな人たち一杯いるもんねえ。で、「全部切るか?」と来るあたり…だから怖いって。師叔の推理が冴えます。あのクイズ、無意味じゃなかったのね〜。そして調子にのってオモチャにされてしまうスープーくん。6巻あたりで嬉媚ちゃんが持ってたぬいぐるみに酷似…。

 太公望出陣! さあ何して遊ぼうか、で以下次号。来週は楊ゼン救出らしいが…このまんま行ったら張天君よりあっさりしまくりだねえ…。で、今週も出番のない発ちゃん。…王なのに〜年内会えないかな〜。



1998/11/24
WJ52号
十絶陣の戦い・「化血陣」・おもちゃの世界(1)


 あー、ワイルドハーフが終わっちゃいましたねえ。あの飼い主バカの皆様のペット溺愛っぷり(いや溺愛なんて言葉じゃ追いつかないような人もいましたけど)がもう見られないかと思うとちょっとさびしい…。

 表紙から王天君。そーか、師叔に匹敵する頭の持ち主なのか。でも持ってる信念の方向性と性格の違いって大きいよね…。で、本編。ここで下手にプライドを考えないで、全員で師叔たちを止めに行ってれば話は早いと思うんだけど。以前聞仲を亜空間に閉じ込めたときも言われてたのに…懲りない人たちだなあ。でもまあ、一人で充分という気概があるだろうから仕方ないか〜。あ、この人帽子がスナフキンだ。

 楊ゼン救出パーティの皆様出発。「楊ゼンの救出だけ」というけれど、この小人数でそれ以上のことをやろうったって無理だ。ハニーを置いてく師叔、口車健在です。蝉玉ちゃん、好き好んで劉環のまねしなくても…。でも竜吉さまも碧雲ちゃんも残留だから、釘はさしとくべきでしょーか。師叔、このシチュエーションって、「女」を「楊ゼン」に変換するとまんま今の状態のような。武吉くんの応援は心強いわ〜。

 金鰲の内部に入る皆様。ここまで科学が、というけれど、どこらへんがどう文明? 崑崙の浮力がどこから来てるのかもよくわかりませんが、金鰲の場合は反重力だとか…。もしかして十絶陣の亜空間も科学の結果か? 玉鼎さまのモノローグは師叔へのフォローですね。聞仲の名を聞いて反応してしまう師叔の注意を楊ゼンに引きずり戻すあたり、あっぱれな親心でいらっしゃいます。

 で、蝉玉ちゃん…今回全編通して考えなしなお気楽っぷりを発揮しまくってましたが、ひょっとして、自分が金鰲を裏切ったっていう自覚がほとんどないんじゃなかろーか。それとも目先のラブリーにとらわれると他のことが何にも考えられなくなるとか? それじゃハニーと同レベルだぞ〜。道案内、どうせならトウ九公のところから竜鬚虎を連れてきたほうが良かったんじゃ…。しかし金鰲側も、よく蝉玉ちゃんが来ると予測できたものだ。

 カピバラ…昔NHKか何かの番組で見たっきりで、とっさに何だかわからなかった。蝉玉ちゃん、好きなものでも叫ぶのね。あの冷静な玉鼎さまをびくっとさせるとはたいしたもの。でも言ってるそばから罠にはまりに行くなって。蝉玉ちゃんが飛び込んだときのアングルが危ないぞ〜。玉鼎さまも、スカートの下ってどうなってるんでしょう。剣を使う人が、あんな歩幅の狭そうな服で大丈夫なんだろうか。そしておいでませ「メルヘン」(ばーい玉鼎さま)のお部屋。そして始まるゲームマスター天沼との対決、じゃなくて孫天君との対決! 蝉玉ちゃん、カードを取りに行くときの根性がすばらしいが…私思わず「奈良漬」を辞書で引いちゃいましたよ。どこをどうひっくり返せばあの問いからこの回答が!? でもセンちゃん人形ラブリーですう。ひそかに玉鼎さま人形も見たいなー。

 で、今週も出番のない発ちゃん。…いいかげん諦めるべきかな〜でも顔が見たいよ〜。






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