WJ封神演義感想 15巻







1999/05/05
WJ19号
第133回
通天教主 FIVE

 表紙のサリーちゃんのパパをうっかりかっこいいと思ってしまった。いかん。

 王天君って、壊れきってないですね。むしろすごくまっとうな(って言うと語弊があるけれど)思考回路をしているような気がする。あんな目に合わされて復讐を考えるなっつー方が無理だし、その計画を何百年もかけて懇切丁寧にやるあたりは忍耐力(…)ですね。偏執と考えれば壊れてると言えましょうが…。

 さすがに大技使用の通天パパ、やるもんです。息子にも誉められています。そして王天君をそっちのけで昔話モードの楊ゼン。先週「哀れ」との言葉を発したとき、楊ゼンの意識野から王天君が外れたようで…。「僕は人間です」と言うセリフに、如何に楊ゼンが「妖怪である自分」にこだわっているかが伺われて、思わず頭を撫でてあげたくなりました。だが楊ゼンも成長している、ということで思い通りの展開にならず苛立つ王天君。でもやっぱりまるで無視の楊ゼン…。本来のステージから離された二人が、その後どのように他人と関わってきたか垣間見えます。

 「妖怪です」。重い一言。ですが楊ゼン自身の未来を軽くする一言です。

 そして暴走するパパの愛。つめが確かに甘いわ王天君、っつーか楊ゼンにこだわらなきゃもっと楽に復讐できたんだろーに、このあたりほんとに人間臭い。しかし派手な親子喧嘩です。星も空間もぶち壊すパワー、やっぱりくさっても通天教主なのね〜。そして楊ゼンにつかまる王天君、崩壊をはじめる金鰲島の真っ只中から以下次号〜。

 悲劇にピリオド。打ってもらいましょう、ええ! 発のつつがない再登場のためにも! ぜひ。



1999/05/04
WJ18号
第132回
通天教主 FOUR

 渋沢スペシャルに踊り狂う…つもりが、「ホイッスル」がラストですって!? 封神もラストスリーだし、みんなアンケートはがき出しましょう!

 謎が増えまた解け、更に楊ゼンがらみの矛盾が増えた回でした。まず表紙でのけぞった人手を挙げて。親子! ってなに! 王天君が妲己ちゃんの息子っ!? …と、とにかく落ち着いて先行こう。通天パパって呼び方、似合うなあ王天君。で、あなたまで昔話モードなのか…。

 と思いきや、幼なじみ二人組がご登場。策士と作戦参謀の二人で敵の残存兵力の分析をなさってますが…「妖怪はもっと短絡的で直接的」…楊ゼンの立場は…。そこから引いて昔話モードに入ります。400年前…なのか? 聞仲の方が楊ゼンより年上じゃなかったか? 赤子のときに玉鼎さまに抱っこされてなかったか? でもいいわお子様の巻き角楊ゼンが愛らしいから。サリーちゃんのパパ、妲己ちゃんに部下を分捕られてます。不可侵条約で人質交換か…共通の敵になり得る大物を前にしてすら、そこまでしないと双方納得しないのか。なんか釈然としないぞ。

 王奕、このころは健康的な顔色。少なくとも隈取りはない。耳も短い。でも長い爪と装飾品じゃらじゃらの片鱗は見えてますね。んで、人質交換を持ちかけたくせして、預かった人物の身の安全を図ることすらできんとは何事じゃい通天パパ! 人質ってのはたとえ交渉決裂のときまでであろうとも人間として最低レベルの生活を保証してこそ人質なのよ、同盟の鉄則よっ。それができないってことは対等な同盟関係が結べてないってことだと思うんだが…まず条件は確認すべし元始天尊。さらに、んな条件を納得しちゃいけませんよ元始天尊っ! 割くったよね王奕…。壊れていく彼が非常に怖いです。が、最初に読んだときは「いいなー妲己ちゃんの膝枕」としか思わなかった私はただのばかです。すまん王奕…でもこの時は貴方を王天君として読んでいたのよう。

 以降タッグを組む王天君と妲己ちゃん。このシーンでポツリと飛んでる申公豹と黒点虎ちゃんがらぶりー。そして王天君の口から語られる封神計画…げーんーしーてーんーそーんー、あんた一体何者…。「クソジジィ」、正しいわ王天君! 師叔まで利用してたんかいっ! し、しかし封神計画の裏ってまだ何かありそうだ…とりあえずうのみにしないで待とう…いやしかし(ぶつぶつ)。楊ゼン、ここで哀れって言ったら王奕の立つ瀬がないよ〜。

 んでもって、14巻の表紙で踊り狂いました私。竜吉さま美しいですわっ! 発もまあ、人物紹介のページで見られたから…でも早く本編に出てきてよ〜待ち遠しいよ〜。



1999/05/04
WJ17号
第131回
通天教主 THREE

 関係ない話を二つ。未来の海賊王、お仲間も勿論ことごとくいい男だがとにかくルフィがんばれっ! んでもって来週は渋沢くん大活躍の予感…ほーほほほほほほほほほほほほほ、楽しみですわ〜。

 引き続き息してない楊ゼン。感動の面持ちの韋護とナタク、タッグを組みます。うろたえてる姚天君がかわいいかも。にしても、「楊ゼンを守るため」ですってっ! なんて…なんて成長したんだナタク、おねーさんはもう…(むせぶ感涙の滂沱で先が…でもとりあえず読む)。攻撃をくらいまくって痛そうだよう。いくら再生可能っつってもよける努力くらいしてくれよう〜。その期待にこたえるべく突っ込む韋護、降魔杵って…それ刀じゃないかい。そして魂魄がまた飛びました。落ちながら終わってるコールの韋護…蛾みたいだ…。

 回想モード突入! きゃああああっ玉鼎さまーっ!!! お子様の楊ゼンの泣き顔にうろたえていらっしゃいますっ! ブランコに乗ってるし教え諭してるし二人称が「キミ」だし、あああっ意外性にあふれた方でいらしたんですねええええ。なんで今生きてないのよう〜(号泣)。のーてんき無邪気な楊ゼンかわいい…。そして…楊ゼン…ほんとに師叔のこと好きなのねえ…。「僕は妖怪です」…強く生きてくれよう。

 そして、いつの間にやら妖怪モードになっている楊ゼン。王天君登場…あなたまた玉鼎様のことバカっていったね!? いやみも陰険もいいけどそれだけはやめてくれいっ! そして王天君が楊ゼンを導いた先には、やっぱりいましたサリーちゃんのパパ。親子対決、続く以下次号。

 発…14巻にかける。人物紹介ページくらいいるよね…。にしても表紙が美しいってことは、あのお方か! 期待大っ!



1999/03/20
WJ16号
第130回
十絶陣の戦い・金光陣+落魂陣

 またしても関係ない話から。おお、カナリアちゃんと言う名前なのか執事さん! かわいーぞ二人とも〜。ゾルディック家は使用人に恵まれてますね。

 表紙、アクセサリーじゃらじゃらの王天君の手。シルバーアクセをこれだけそろえるといくらになるだろう…。この手だけですさまじい存在感です。アオリがなくても、この手の持ち主がどんな人物だかわかるような感じ。なんだか感心してしまいました。

 さて本編。せっかく金光聖母さまが懇切丁寧に影について解説してくださってるというのに、「ハッタリにひっかかるか!」と取り合わない韋護。「キショ悪ぃから消えろっ! 去ねっ(×4)!」と真っ直ぐ影と戦って、ほーらぶっ倒れた。あっさり物陰に隠れて影を消す楊ゼンに「ズっこいよ!」…なごんでるねえ。全力で戦うナタクに呆れる二人もなんだか息があってます。

 この後の感想…なんか「楊ゼンとナタクがかわいかった」に尽きちゃうんですが。「みんなで力を合わせないと」って、成長したねえ楊ゼン(感涙)。逃げるナタクを見て「逃げを選ぶだけのはあるらしい」…金光聖母さま、それは「能」ですってば。わかってておっしゃってますわね? にしても、楊ゼンの言い付けを素直に聞くナタクってのも珍しいわ。太乙が見たら感涙にむせぶかうらやましさに泣くかどっちだろう。おまけに、名前を呼ぶ声だけでアイコンタクト! 「たぶん…これが最後だ…」隈がまたしても復活、変化を試みる楊ゼン。ナタクと見事な連携! …張天君より楊森の方が変化に力を使うのか? という突っ込みは置いといて。金光聖母さまの魂魄が飛んでしまったああああっ。…仕方のないことだけどさぐすぐす。あううあたら美女を亡くすとはあああああ。

 金光陣が消え、落魂陣に戻ります。それでも姚天君は余裕のセリフ。この人表情がわからんな。対金光聖母の間傍観者だった韋護、楊ゼンを抱えて意気揚々としてますが、はっと彼の状態に気づきます。…今回最大の怖いセリフがとうとう…。「息…してねぇ!!!」…ちょっと待てーっ! 楊ゼンの顔が綺麗とかこの角度だと韋護の首に角が刺さってるとかそんなこた置いといて! 藤崎先生〜怖いです〜。もうこういう引きはやめてくださいよう。

 月曜がお休みだから土曜にジャンプ読めますね。…まだ魂魄は飛んでない! 呼吸を戻す努力をしてくれい韋護! あ、発、もう来週末のイベントにかけます。



1999/03/20
WJ15号
第129回
十絶陣の戦い・金光陣+落魂陣
SHADOW

 冒頭から突っ走るぜ韋護! 壊せ壊せ! 行け行けガテン系兄ちゃん! ―――とか言ってたらやっぱり金光聖母さま御立腹(美人が怒ると迫力ですわね)。あっさり落魂陣から抜けてしまいます。で、表紙…最近登場した人物紹介シリーズ、まだ続いてたのか〜。それでも顔が帽子に隠れたままの韋護。ちゃんと洗濯してんのかなこの服…。

 ゼイゼイヨロヨロしながらも、なんとか黄巾力士を飛ばしている普賢さんと師叔。楊ゼン救出を訴える師叔に普賢さんの一言、「楊ゼン一人のためにドタバタしてていいの?」師叔が失敗続きだと冷静に指摘。なんか私、普賢さん善人だわーと思いましたです。というか師叔と仲が良いのね。相手を信頼してなきゃ言えない注進の数々。それに応じて師叔も発奮…は、良いけど〜怖いわこれ。ばか笑いしまくって復活する師叔、これって本来のペースなのか? そうだよね? いっちゃってるわけじゃないわよね、と思ってたら次のページで握りこぶしで叫ぶ! 「よっしゃ!」そして宣言「聞仲を叩くぞ」。ナイス。だが、おーい、一応そこは金鰲島の中だぞ。どっかで盗み聞きされてそうで怖いよ。

 計画の公表…ちょっと待って師叔! 金鰲島を崑崙山ごと落とす、のはともかくだ! 崑崙山が落ちたら竜吉様はどうなるの!? たとえ勝とうとも竜吉様の御身がご無事でなければ意味がないわ! お人形モードで物欲の乏しさを表現している場合ではなくってよ! でもまあ師叔のことだから、そのあたり抜かりはない…と思いたい。彼の想像の中で星につぶされてる王天君とメデューサ状態の聞仲がかわいいですね。そして仙桃を半分こする普賢さんと師叔…うおお点描が飛んでいる〜。良いねえ幼なじみ。

 そして暗転、金光聖母さまの陣の中の三人。真っ暗闇です。…印刷が悪くって細部がよく見えない〜。敵の気配を察知する韋護に、楊ゼン「さすがは敏感肌」…関係あるのかそれって? ともあれ勘は大当たり、いきなり光が射して金光聖母さまご登場。そして生まれた影が立体化、攻撃を仕掛けてきます。なんか韋護の影は土を掻き分けて這い出てくる様な感じなのに、楊ゼンの影はのけぞるように…っつーか我と我が身に酔っ払ってるような体勢で浮かび上がってくるんですね。人柄が表れてるなあ。そして、おおっ楊ゼンが足蹴り! 彼の体術って珍しいですね。かっこいいっす〜。んでもって影も美人です。

 できれば金光聖母さまは封神されて欲しくないんだけど…この状況じゃ無理だなあ…。封神世界の美女は天下の宝人類の財産。ことに金光聖母さまには、あんまり恨みつらみがないもので…。楊ゼンを坊や呼ばわりできる人材って貴重だと思うんだけどな〜。

 つーことで発、まだしばらくはあきらめるしかないねえ…。それから雷震子、なんでいつまでたっても来ないのかよーやくわかったよ。到着する前に山が逃げちゃったんだね…。



1999/03/08
WJ14号
第128回
十絶陣の戦い・金光陣+落魂陣
オヤジくさい道士

 のっけから「じじい」「アホたれ」…ナイスな師弟関係ですわ。師叔が不機嫌でかわいい。確かに疲れてるところ次から次へと難題が来れば怒るわな〜。「崑崙と金鰲の最後の絆」…ふうーん、それだけかい。あ、白鶴ちゃんもしんどそう。がんばれ〜。「言われずとも」との発言、頼もしいですわ師叔。

 王天君がタッグチームをご紹介。…あなた楊ゼンを趣味でいぢめてたんかいっ! 「オレはキサマが好きだから」って…それじゃ虫の羽根むしって遊びながら「虫が好き」っていう子供と同レベルだ。しかもお子様じゃないから質が悪すぎ。こういう理由が一番始末に負えないじゃないか〜。

 強い匂いに引っ張られるナタク、王天君に特攻をかけます。が、何故か攻撃が逸れ、余裕で消え去る王天君。ありゃー腹たつわね…。そしてナタクがパワーアップ。楊ゼンと韋護は避難の体勢にはいります。ああ今週も愛らしいわわんでしちゃん! 「まったくもーっ!」と思わず楊ゼンがつぶやくナタクの攻撃力、けれど敵二人は全くの無傷。更に特攻、が、返り討ちを受けるナタク…金光聖母さまかっこいいですわ〜(どっちの味方だよ…)。そしてあえなく負け…じゃなくって。ありがとうナタク、君のおかげで楊ゼンと韋護はヒントがわかったんだよっ! 偉いっ!

 「心で人を見る」と前線にあがります韋護。楊ゼンも「おやじくさい」と言いながら、結構韋護を信頼し始めてるようですね。それにしても、そんなにきたなそーでどうして敏感膚をやってられるんだ。でもお役立ち、見えるぞ攻撃! 当たるぞ降魔杵! さあ反撃だ、オヤジギャグで締めろ!

 発に会いたいわ〜えうえう。どっかでモブでも出てこないかしら…。



1999/03/08
WJ13号
第127回
十絶陣の戦い・金光陣+落魂陣
ナタク・楊ゼン・韋護の合流!

 封神とは関係のない話から。渋沢くん久しぶりだねっ! 逆光トーン処理を背負える渋い中学三年生…ああ行く末が楽しみだ。皆さんアンケートはがき出すついでにホイッスルにも票入れてくれると嬉しいっす。

 で、本編。ようやく底に着きました黄家の御一行様。美人三姉妹との再会を果たします…効果音は常に「ゴゴゴ」なのねビーナスちゃん。ああっなんて頼もしい! 私最近、まじに師叔とビーナスちゃんお似合いっとか思ってます、はい。だってこの人が奥さんである限り師叔の身は安全な気がするんだよう。顔と胸板を除けば完璧な淑女だしね、たとえバックにプラズマ効果トーンが飛び交っていようとも! この「黄さま」「天化さま」という呼び方も好きだわ〜。ふ、王天君すらびびらせる実力。完璧だわ。天化くんの体力回復もありがとうっ。

 多重人格があきらかになる道行天尊…もうお一人のにーちゃんの名前教えてくれようすごく好みだ〜。やっぱり一人で行っちゃいますねナタク。あ、久々に通常バージョン楊ゼン…心配してくれていい子だな〜。場面変わってF班、普賢さんがドラゴンレーダーを改造、韋護がナタクの後を追います。お二人とも同レベルですわね師叔。それにしても道行天尊、どうやって韋護に稽古つけてたの?

 この週何よりも喜んだ再会! わんでしちゃん久しぶり〜! なんだ楊ゼン、宝貝使えるんじゃんよ。それだけ仙桃エキスってすごいのか? …あ、でもやっぱり疲れてるのね。外見を気にしないことでは最たるところにいるだろうナタク、出会い頭に喧嘩売るふりしながら心配してます。ほんといい子だな〜。そしてどこから湧いたんだ韋護。ナタクに墜落して親父ギャグ…命知らずな奴。また楊ゼン消耗しちゃってまあ…。

 御主人思いのわんでしちゃん、シルバーアクセサリーの元へ(としか思えん)楊ゼンを案内します。「やられたまま引き下がる僕じゃないぞ!」うん、なんとなく「らしい」セリフですね。よかったここで「師匠の敵討ち」とか言われなくて…。が、やっぱり罠がありました〜。いきなり出てくるかい最強級お二人っ! スナフキンと使徒のタッグたあ豪気だわ。韋護落ち着いてるねえ。あ、でも嬉しい、やっぱ金光聖母って美人だ。

 スープーくんが命じられたのがなんなのか気になるところ。みんな無事でありますよおに〜。で、やっぱ叫ばないと落ち着かない。発っ今何してるの〜?



1999/02/21
WJ12号
第126回 寄生宝貝I・韋護登場!!

 ああようやく出るのね、という表紙の喜びもつかの間…ぎゃああああああダニっ! ダニの大群っ! 王天君…大物だ。あんなのに血を吸われたら失血死するよ怖いよう。土蜘蛛かと思った…。でもいいや、長いつきあいになりそうだからこの虫さんたちをダニーくんと呼ぼう。「おやつでも食いながら」ってあたりが愛敬ですね。やってることは呂岳とまるで同じだなあ。

 楊ゼン、思ったより早く再登場。診断結果は王天君を倒せ! ですね。雲中子若返ってないかい? 症状緩和ができるか。偉い。それでも「素晴らしい」は言うのね…。「これで自分の体で実験できる!」に科学者(と書いてスプーキーと読む)の神髄を見ましたよ。なんだか大きな文房具やさんのレイアウトレタリング置き場にありそうな模様だよね。こんな模様が浮き出てこなければ暫くはばれないだろーに、変なとこでまぬけですね王天君。

 美人三姉妹を追いかける黄家の皆様。「親父につかまれ」って言ってたのにバラで落ちてます。そして…天化…腕にでかでかと跡が…。…どうしてくれよう。所変わってA班対趙天君。ぬりかべさん、元気だった頃の姿もないまま封神。ナタク偉い…のか? そして十二仙さんお二人にダニーくん寄生…。ダニって飛行能力はあんまりないんじゃないっけ? なんでこんなにまんべんなく取りつかれなきゃなんないんだ〜。

 また所変わりましてF班。ああ師叔まで〜。武吉くんが電話に出てくれて一瞬嬉しそうです。「ニオイを追って探してみます」…なんて頼もしいんだ武吉くん。それに引き換え…ジジイっ! 師叔だって大変だってわかってんでしょーに、またしても! またしても「頼むぞ太公望」! できないならできないでいいっ! 押し付けるのだけはよせ! 普賢さんの笑顔は筋金入りと判明。これはもう地顔だね…。…そうか、黄家の皆様が来てるってまだ知らないのね…。直径15キロってそんなに広いのか。そしてようやく出ました韋護! わあい、のっぽさん似だ〜好みの顔で嬉しいぞ。汚い格好だが…よくそれで敏感肌をやってられるなあ。ともあれ元気な人がいるのは安心。がんばってくれっ!

 ああ、よかった竜吉様はご無事でいらっしゃる…嬉しい〜。あなたが倒れるところは何がなんでも見たくありませんわ〜。安易に楊ゼンを見せようとするジジイ。ちゃんと口で説明しなさい。が、期待通り脱走してくれます楊ゼン! あんまりがんばるな! 生きて帰れよー!!

 発〜地上は無事か〜? この機に乗じて地上が荒らされてたりしたら泣くよもう…。



1999/02/13
WJ11号
第125回 十絶陣の戦い・「寒氷陣」・量子力

 すみません! 何度読んでも笑うしかないんですが! ふーげーんーっ! この人のこの怖さって…天然!? ひょっとして天然か!?

 (…ぜーはーぜーはー)失礼しました。「受験生の皆様がんばれ」モードの今回、化学と物理と古文のおさらいです。表紙からして有機化学…。うおおベンゼン環(苦手だったなー)。「敵の宝貝は炎系」と決め付けちゃいけなくてよ袁天君(普賢さんも師叔も一度も呼ばなかったのでここで一杯呼んであげよう)。「ねぇ毛玉くん…」…あなた話し合う気ないでしょう普賢さん。袁天君も、「人と妖怪が殺しあうのは宿命…」そのわりには聞仲の言うこと聞いてるのに。仏の顔も三度までを地で行ってます普賢さん。おおっ師叔が振り回されている! ところで袁天君、そのポーズを見てますますわからなくなりました。あなたの原形って一体なんなの?

 そして「強制相転移!」これが一回目…。化学だなあ。相転移はわかるが、氷の量が多いと大気中の水蒸気が簡単に飽和してしまうので、あんまり一気に気化できないと思うんだが…あ、でも同時に拡散すればいいのか。水蒸気が残ってるしね。「元素を操る宝貝」…完璧ですねっ。最強。そんなに簡単に組成やら分子の結合状態やらを操れるなら、十天君の身体を破壊するのだって造作ない話だものね〜。「キミが僕に勝てないってことを意味しているね?」「脅しを含んだ説得か…」正しいですわ袁天君。しかしプライドにかけて戦うのね〜。吹雪の中の師叔とスープーくんがかわいいですう。

 「体中が氷漬けにーっ!」「だから言ったのに」万民普遍のつっこみ、言ってねーよ。「ありおりはべり」いまそがり、ら行変格活用なつかしー。氷漬けだっつーのに余裕の笑みの普賢さん。「言葉が伝わっていないのかな?」…あなたにとって言葉が伝わるっていうのは、要するにあなたの強さを知って足元にひれ伏すことを言うのね? そうだね? 袁天君、負ける原因はいろいろあるけど、今回のあなたの場合は「相手が悪かった」の一言に尽きると思うよ…。で、簡単に電気分解で氷をなくす普賢さん。抱き合ってる師叔とスープーくんがかわいいけど…一つ聞きたい。この時分解した水素はちゃんと拡散したでしょーね? じゃなきゃ火花でも引火します。酸素含有量の多すぎる大気で長いこと呼吸しててもだめです。人体に悪影響。おまけに「気持ちのいい風」ってことは、気温まで一気に上げたんですね? …万能だねえ…。

 おびえて後ずさる袁天君、その気持ちはほんっとーによくわかる。…そして罠にはまってしまって。かわいそうに袁天君。なんて姑息なんだ普賢さん…。「ごめん…さようなら…」ってなんで泣くのそこで! ラストは核融合でとどめ。別にいいけど、核融合って中性子線が放出されるよね? 透過率すんごい高いのに、んな至近距離に立ってていいんかいな(えーとあれ、同質量の反応なら、核分裂より核融合のほうがエネルギー高いよね? …わ、忘れてるわ)。結局サブタイトルの「量子力」はあんまり関係なかったですねえ(細かく説明できたら尊敬する…)。そして飛び行く魂魄をバックに、「わかりあえないって悲しいことだね」…普賢さん私、あなたと分かり合うくらいなら、封神されたほうがましな気がします。はい。

 でもこれで大丈夫。あなたがいれば崑崙は負けないわ普賢さん。師叔が見事におまけでしたわね…。そして、次号予告が…ない!? どういう展開なんだ〜。

 そしてジャンプを買ってる皆様にお願い。アンケートはがきを出して! 今回後ろから4番目だー! せめて私がまた発に会える日まで打ち切りがありませんよーに。






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