WJ封神演義感想 17巻







1999/09/12
WJ39号
第151回
太上老君をめぐる冒険3
―――雲間に揺れて風立ち去りぬ―――

 誰かサブタイトルの解説して…。師叔、会う人ごとに「おぬしが太上老君?」って聞くことになりそうだなあ。

 俄かに湧く雲。道の両側でいろんな人が一生懸命ドライアイスたいてそうで笑える。そして幻影その一(その二か呂望くんがいるから)、普賢さん。なんか異様にかわいい色気があるなあ。そして何故か若い頃バージョンの姫昌様。師叔、私は老けた後のお顔の方が好みなんで、できればそっちも思い出してほしいですわ〜(っつーか若い顔は発だと思ってるもんで)。「働きすぎてぼけた」って…普段怠けるなと言われまくってる師叔に突っ込むセリフじゃありませんわスープーくん。師叔を見てにこやかに挨拶する聞太師って、確かにドリームだけれど…。

 師叔ママおみ足お美しゅうございます。きっとご両親は美男美女ね。対する師叔の一人称は「」! なんか良いですわうんうん。そして正体を明らかにしないまま呂望くん退場。彼は実体があるようですが、やっぱり幻なのかしら。

 そして見えました長老の館。「長老の部屋」という額縁がなんとなく胡散臭いけれど、中におられるのは実物のよう。けれども「誰それ」と来られてしまいました〜。がんばれ師叔。私が発に会うために。



1999/09/12
WJ37・38合併号
第150回
太上老君をめぐる冒険2
―――桃源郷―――

 表紙の妲己ちゃん美しいです〜。白磁の膚に金色の瞳、手のかかりまくった髪型(描くのも面倒くさかろう)…死人あわせなのはわざとだろうか。

 太上老君についての元始天尊の解説を「もうろくして何もわからぬ」の一言で済ませる師叔、敬老精神なし。お気楽いきばたに探すと方針を決めると同時に、出ました我らの進行表! 黒点虎ちゃんまで顔半分、岩陰に潜めるのは容易じゃなかろうに。思わせぶりな忠告ともったいぶった返答にむっとする師叔を追ってくる彼ら、お互いよく理解しあってるじゃないですか。立派な友情。でもやっぱりとどのつまりは「面白そう」なのね。

 しきりやさんになった楊ゼン、「周公旦くん」って…やめないかい? あ、でも発がいる〜嬉しい。「道士たちは少々修行不足が目立つ」のはいいんだけど、どうして道行天尊まで一緒のコマにいるんだろう。師叔抜きで進軍を開始しようとする楊ゼンに対し、蝉玉ちゃん元気に正論攻撃! けれど「シャーラップ」と来たかい。後ろでひそかに突っ込みを入れてる韋護くんと太乙、なんか仲よさそう。

 「もしや申公豹の奴本当のことを言ったのか」ってあたりに、師叔の彼に対する人間感が端的に表れてる気がする。そうしてる間にも妲己ちゃん(死人あわせ…)の策謀は続く。やっぱ彼女はこうじゃなきゃね〜。更にところ変わって師叔の前に現れる道路標識。信号機って必要なほど交通量あるんだろうか。素直に従って進むと、ギアナ高地並みの秘境が現れる! そこにいたのは―――呂望くん!? 実物だとしたら幸せな土地だわ、ってところで以下次号。



1999/09/12
WJ36号
第149回
太上老君をめぐる冒険1
―――帰還そして旅立ち―――

 すっかりナレーションあんど解説業が板についた武吉くん、さすがお役立ち一等賞。アオリの「新展開&最終章!妲己決戦編開始!」に、ちょっと哀しみを覚えております…ゴールは近いのね…。

 皆さん西岐に戻られたのね。なんか落ち着くっつーか安心するっつーか。「ちょっと待てやコラ」って、大阪的言い回しで登場したのは、おおっ雷震子! 忘れられてたわけじゃなかったのか、と思ったら…忘れてたのかいスプーキー(ひでえ…)。新生活に入った人々の生活が語られますが、やっぱり大変なのね公主様〜。おいたわしい…。天化くんも考えるところがあるようです。南宮カツさんは、まあわかるよ…。そして頼もしさに日々磨きがかかるビーナス三姉妹。ブラック・ボックスは気になりますね。聞太師の途中でほっぽられた伏線とかありますし。

 発! セリフ付きで登場ううううう! るーたらたったらったったー(踊っている)嬉しいわ〜ほんとに出てくれたのねえええええ。ハリセン突っ込みに磨きがかかりまくっている周公旦もお久しぶり〜。「お空の上で不毛な戦いを繰り広げ」って貴方それを言っちゃあ…。「周にとっても重要な人物」っていう言い方はなんとなーく嬉しいです。

 ところかわりまして朝歌。何故いつもこの地の月は満月なのだ。妲己ちゃんの登場に合わせて満ち欠けするのか? 妲己ちゃん、髪をこうやってまとめてるとちょっと昔っぽいです。あっさり再誘惑される紂王…ちょっと待て怖いぞこれ…眼球がそっぽむいてやんの。一体何事!? この後のバケモノ姿よりこっちの方が怖い気が。そして…四聖がああああっ(号泣)これだけかいっ! んなあっさりっ!

 楊ゼン寝姿は笑えますわね。そして旅立つ師叔、首尾よく太上老君が見つかることを祈ります。だってとっとと帰ってくれないとまた発の出番が…(涙)。



1999/09/12
WJ35号
第148回
老いたる象徴と風の分岐 下

 魂魄が飛んでしまった〜。でもさすが聞太師の魂魄だけあって、最後の挨拶に進路を向けられるあたり根性が入ってます。ぶっ倒れる師叔、無理もない…。頼むからいいかげん休んでくれ。

 空をかける魂魄を見て聞太師と理解する張奎くん、さすがです。お留守番の四聖も顔色が変わります…。一礼して消える「父」に、記憶のない紂王は何を思ったでしょうか。けれども淡々と朱氏になされた報告、そして最後に向かう先で待つ親友を思う顔を見て、聞太師は余り悪い人生ではなかったかなーという気がしました。ここらへん読んでて思ったことは、とりあえず千年の未来に書きましたです(っつーか自分の言葉だと上手く語れない語彙貧困)。

 きゃーっ武吉くんっ! 元気だったんだねーよかったあ。あ、蝉玉ちゃんも元気だ嬉しい〜。金鰲島の仙人たちの心配をする師叔、当然かもしれないがお優しい。そして、ああっなんて素敵なんだビーナスちゃんっ! あなたさえいてくれれば仙人界の未来は明るいよ〜まじでまじで。この後のシーン(きゃあああっ竜吉様もご健在っ)の「金鰲島が…」「崑崙山が…」「落ちる…」というセリフを見て、「ホワイトベースが…沈む…」とつぶやいたあなたは私と同世代かそれ以上。盛大に落っこちる両山。ほんとに人里から離れてるんでしょうね?

 それでも残っている封神台。膝を抱え独り泣く師叔。それでもスープーくんだけはそばにいても良いとわかって、少しほっとしました。

 気を取り直して。来週からは人間界だよねっ。に会えるかも〜。でも山が落ちちゃって、竜吉様どうなさるんだろう…。



1999/09/12
WJ34号
第147回
老いたる象徴と風の分岐 上

 「死闘」シリーズが終了。表紙のコピー「殷の父落陽と共に沈む」が…つらい。

 黒麒麟ちゃん、静かな終焉。霊獣は封神されないのですね。意外。こうして死を悼むことのできる従者がずっとそばにいてくれたんだろうに、聞仲はどうして自分を孤独と思ってたんだろう、とか思っちゃいます(対等な友人の存在だろうなと一応わかったつもりじゃいますが)。落陽と涙とぼろぼろの体と、それでも立ち止まることを許されない足。最後の戦いに赴きます。

 同じく、決着を他に任せることを許されない師叔。彼に自身を乗り越えさせるためにでしょうか、ここまで来ても聞仲は自身の信念を曲げません。というか言われるまでもなく、ここで乗り越えられないような輩に人間界は渡せないでしょうね。でも満身創痍同士の戦いは見ていてつらい…。

 それでも決着の時は来る。落陽と後事を託す人物とに見守られ、自ら選んだ誇り高い最後です。



1999/07/12
WJ33号
第146回
死闘十二―――武雄封神―――

おおぉおぉぉおやあぁあぁぁじいいいぃぃいぃいぃいいいいっ!

 なんでえええぇどうしてぇぇえぇぇぇっ! わかっていた未来ですけれどっ! ばかーっ! お星様と歴史の道標のばかーっ! ああもう誰に文句言えばいいのようううう、うわあああん返せ寄越せ戻せぇぇぇぇぇっ(大号泣)

 …とりあえず落ち着いて、と。最後まで友の有るべき姿を忘れなかった人に心からの哀悼を捧げます。もう今週、これ以上本誌を読み返す根性がありません。



1999/07/11
WJ32号
第145回
死闘十一―――現在かさなる過去―――

 もう次号発売まで(というか私が本誌を買うまで)あと8時間に迫ってしまいましたので、大急ぎで行きます。買ったはいいけど、どうにも怖くて読みすすめるのが…(涙)。

 おお、いきなり20年前か。一瞬賈氏の出番を期待しましたが、それはなしね…。若い日からごつかったのねー武成王。この頃はまだ独身だね。聞太師も両目が綺麗に揃って…隈も深くないし〜(しつこい)。いきなり大暴れの大地の霊獣、一瞬黒麒麟ちゃんかと思いましたが全然違いました。しかし街を破壊されて被害甚大、太師の怒りも尤もだと思うんだが…そこでいきなり殴って止める奴があるかいな。「事情も聞かねぇで殺すアホがいっかよ!」ワイルドだねえ。さすがパパ。ここでとりたてて武成王をとがめだてしない聞太師、結構器が大きいですね。名門の長子だというのに、軍に入ってたたき上げる武成王も素敵ですわ〜。

 場面うつりまして現在。素手で禁鞭に突っ込む武成王。「きくかよおっ!」と一瞬で太師に肉薄、しかし躱され集中攻撃! 見ているしかない天祥くん、「お父さんお父さん!」…切ない〜。ここで王天君に変化した楊ゼンにびびる天化くんがかわいいですが…「違う王天君」って何。こわいよ。

 親父と太師、焼けてます焦げてます…いい加減外に出てくれよう。段々元に戻りつつある聞太師、「堂々と戦いたい」と言い始めたらもうこっちのもんですわ。「一発ぶん殴らにゃあ気がすまねぇ!」そして「このバカ野郎!」 クリーンヒットォォォォ! さあ、殴れたんだからいーじゃんよ! いーかげん外に出てくれ御両所! 紅水陣の犠牲者をこれ以上増やしてどうするっ!

 アニメでいきなり第一話から出てくれてありがとう発。で、竜吉様は今回服のすそだけか…。巻き込まれないで生き延びてくださいませね〜。



1999/07/02
WJ31号
第144回
死闘十―――元始天尊 王天君にグリグリされる―――

 封神大全の予告と、TVアニメの告知から。「仙界伝」なんつー接頭語がついてる。声優さんのお名前、わからない人が多い…。まあ聞いてのお楽しみですね。個人的に姫昌様が麦人さんなのが大変嬉しいですが、発の声…どなたなんでしょう。でも当分出ませんものね〜。

 藤崎先生、サブタイトルブラボー。この表紙の聞太師と武成王、若いわ…聞太師、仙道は老けないんじゃなかったんかい。こんな短期間で目の隈がとれなくなっちゃって…。本編の中でも、疲れきったためか猫背がバージョンアップしてます…なんか痛々しいです〜。頑なに「武成王」って呼ぶし。呆然状態から立ち直る武成王、聞太師を詰問。思いっきり王天君の術中にはまっちゃってます。

 公主と書いてプリンセスと読む! ナイスだ王天君! そうか、なんで聞太師に比べて竜吉様があんなに疲れてるのかと思ったら、崑崙の燃費の問題なのか。それでも彼女を攻撃しないでいてくれて、とりあえずありがとう王天君(と言っておこう一応…)。ぐりぐりされてる元始天尊がまた痛々しいが…。王天君、同じ事を竜吉様にやったらみじんぎりにしてやるわ。…でもそうか、やっぱり元始天尊って竜吉様に命令できるんだなあ。

 なんか王天君、年齢が上がってないかい? 魂魄の分裂って何? 魂魄が細胞みたいに分裂するの? 「体液と下半身だけ封神してこっちの魂魄を元に肉体を再生しよう」って感じに? その場合封神台に行った方の魂魄からも肉体が再生するのか? まるでプラナリアのようだ。とにかく魂魄を分けることができて、その為に死にづらい体質になってるっつーことね。「死の快楽」…ここまで行っちゃうと貴方の感覚って美学に近いねえ…。

 紅水陣再現、聞太師と武成王が連れ込まれます。一緒に巻き込まれる黒麒麟ちゃん、さすが忠義。ここで師叔と楊ゼンが到着。楊ゼンの胸中は複雑なことでしょう。でもここでようやく黄家の息子たちと太公望が再会! ってやっぱり今まで来てたの気がついてなかったんだね〜。天祥かわいいよう。そして紅水陣の説明をする王天君、やっぱりこの人、なんかどこか律義…。姑息だけど。

 そしてオヤジの筋を通すべく、数年ぶりの喧嘩開始。やっぱりどっか行っちゃってますね聞太師…。武成王に計略づくの他人説得なんて無理だってば。飛刀を放り投げる武成王、正面から聞仲と対峙。「俺ぁさみしいぜ聞仲…」という言葉に悲哀がにじんでます。そして刀が痛がるほどの酸性雨の中で、ついに、とうとう、私が恐れつつ待っていた親友同士の戦いが始まってしまいました。………もう何も言えん。来週もまた怖い…。



1999/06/22
WJ30号
第143回
死闘九―――スーパー宝貝「盤古幡」―――

 封神とは関係ない話から。ルフィナミっ! プッシュプッシュ! ルフィ行けーっ!

 さて本編。竜吉様、霧露乾坤網全開。守られてる白鶴ちゃんが愛らしい。にしても竜吉様、見事に元始天尊に対してタメ口です。やっぱり崑崙最強は伊達じゃないのね。

 今回元始天尊、竜吉様に気遣われサポートされ、うらやましいことかぎりなし。いや聞太師相手に苦労してるのはよくわかってるんだけどもさ。今まで出てこなかったのも封神フィールドのためだってのもわかったけど〜、でもね〜。

 スーパー宝貝同士の戦い、師叔と楊ゼンが解説してくれてます。ありがとう。しかし本当に激しい。聞太師、髪の毛が引っ張られてパーマが取れてます。あうう、聞太師の骨が骨が骨が〜。ちなみに重力100倍とか1000倍くらいではまだブラックホールにはなりません。でも最大出力! かっこいいぜ元始天尊! この解説してる竜吉様が美人〜。そして離脱、おおっ黒麒麟ちゃんが怒鳴ってる! 珍しい〜。しかしこれだけべけべけになりながらも生きてる聞太師、根性です。ブラックホールなみの重力下じゃ、骨折どころか潮汐力で身体がちぎれちゃうと思うんだけど。

 追いつめられる元始天尊と竜吉様、白鶴ちゃん。ちょっと待って聞太師、と思ってたらここでいきなり、出ましたオヤジ! これはひょっとして、竜吉様が助かったことに関して、王天君に感謝せにゃならん事態だったりするのか…? ちょっとやだ…。なんか王天君、ちょっと老けたよね…。






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